修理実績

東芝 DynaBook R731 動作が非常に遅くて使い物にならない!即日で完了してほしい!

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森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表

1995年シリコンバレーでパソコンと出会い、プラント制御、カーナビの開発・設計を経て2003年に独立。産業用PC修理延命事業を開始。現在はパソコン修理の鉄人として、千葉県柏市にて、日本全国の生産現場の旧型PC修理・延命を行っております!趣味はトライアスロンでそっちでも鉄人です!!

【ご依頼主】東京都中央区の法人様
【ご相談内容】PCの動作が遅い、アウトルックのpstファイルが小さくならない、熱を持つ
【鉄人の修理内容】メモリ増設・SSD交換・プロセスの削減・ファイルのダイエット
【費用】税別110,000円程度

 

 

お客様からのご依頼時に、遠隔操作でチェックしたのですが、とにかく遅くて遠隔操作はできてもまったくどうにもならないので、お送りいただくことに。さすがに、この状況の物を即日は無理なので、金曜日にお送りいただき、土日返上で作業をしました!

 

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まず、タスクマネージャで確認したら、プロセスが140個以上!また、メモリが2GBなので、これじゃあキツイなと。。。高速化のためにあらゆることをします。いろいろ見ていると、悪名高いTrusteer rapport が入ってます!おまけに、Baidu IME や、そのほか怪しいアドウェアなどがたくさん入ってたので片っ端から削除。さらに、不要なツールバー、不要な監視ツールなど削除しまくって

 

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プロセスは88まで減らしました!そして、メモリをMAXまで増設して8GBに。そして、仕上げにSSD240GBに交換します。

その前に、念のためHDDのコンディションを確認。

 

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正常ではあるが、使用時間が1万時間を超えてます!車でいうと10万キロ越え。これは、交換したほうが良いですね。というわけで、SSDに交換。

弊社では、SSDの選定は、マシンとの相性を考えて最適なものかつ信頼性の高いものを吟味しています。今回は、Samsungの3D NANDのSSDです。最近SSDはかなり安くなっていますが、いずれもTLCといって、1つのセルに多くの情報を詰め込むことにより大容量を実現している方式がほとんどです。これは、1セルに多くの情報を入れるので信頼性に欠けます。対して、SAMSUNGのハイエンドSSDは、3D NANDといって、今までのMLCを3次元的に配置して集積度を上げるという方式をとっています。このため、SLCには及ばないものの、信頼性をある程度確保しています。

弊社でTLCの実験をしたところ、結構な確率でクラッシュしています。

まず、交換前のベンチマークはこちら。

 

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HDDの割には健闘しているほうだと思います。やはりランダムアクセスが極端に遅いのは仕方ないですね。
元が750GBのHDDなので、これに300GBくらい入っているので、まずは100GB以上のダイエットが必要です。

システムクリーンナップで片っ端から不要ファイルを削除したのち、iTuneのiphoneバックアップ3回分約50GBを退避、アウトルックファイルが25GBと超巨大化していたので、一時的に別pstに退避後、新規pstを作成し、そこに再度移動。これで、圧縮でも25GBより小さくならなかったPSTファイルが11GBまで小さくなりました!

そして、無事SSDに交換。ベンチマーク結果は・・・・・

 

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理論値ぎりぎりまで高速化できました。ランダムリードは100倍近く高速化しました!起動・終了も明らかに速くなりました!!!!

 

あと、R731は東芝が気合を入れて開発したノートですが、どうも熱がこもりやすいモデルです。清掃する前の温度は

 

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44度以上。でも、このくらいなら許容範囲かと思います。この手のPCは本当に熱がこもりやすい。実際には、パームレストの温度が上がると結構不安になるのですが、ヒンジ周辺なので、あまり気づかないと思います。

 

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内蔵ファンとヒートシンクの清掃をして、温度を再度計測。分布は変わらないけど、8度ほど下がりました。やはり多少は冷却性能が埃で落ちていたようです。
そんなわけで、お客様が休みの間に、超高速化を実現しお客様にも喜んでいただきました。

超高速化の詳細は、こちらの超高速化ページをご覧ください!