森田起也＠パソコン修理の鉄人・（株）日本ピーシーエキスパート代表
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パソコンの修理を手掛けていると、いろいろな故障事例を目の当たりにするので、メーカの弱点や、パソコンの形態による故障傾向などがわかってきます。これらを踏まえてうえで、「営業マン」向けのお勧めパソコンを解説します
営業マン向けの機能は？
営業マンは、お客様にパソコンの画面でプレゼンをすることがあります。最近では、タッチパネルで操作しながらpdfをパラパラページめくりをして説明をするシーンが多くみられますので、タッチパネル対応にすると、良い場合があります。お客様と対面でお話しするときは、モニターが180度倒れるものが便利ですね。
営業マン向けのスペックは？
今時のパソコンは、ネットサーフィンとワードエクセルを使うのでしたら、どんなスペックの物でも問題ありません。しかし、営業マンは、画像がたくさん張り付いているパワポやなどを多く使うこともあります。
ですから、最低でもCore i3とメモリ4GBできれば8GBはほしいです。また、外出先でDVD再生するようなことがあれば、DVD内蔵の物が必須です。OSは、今から買うなら、WIndow10で、周辺機器が対応しないということもなくなったので、64bitが良いと思います。
外でバリバリ使うためには耐久性が必要
ノートパソコンの耐久性については、パナソニックLet’s note とレノボ ThinkPadでしたら間違いありません。
- パナソニックLet’s note
言わずと知れたビジネスPCですが、頑丈にできているというより、凹んだりしても、内部に影響を与えないタフボディーと表現したほうが適切かと思います。そのため、厚さがありますのでずんぐりしたイメージかもしれません。
- レノボThinkPad
昔から、部材に厚みがあり頑丈・強靭です。また、本体の剛性が高く、凹んだりしにくいです。凹む前にひび割れします。かなり頑丈にできてますので、同じ大きさのPCより重たい傾向にあります
両方共通してますが、内蔵ストレージは、振動にかなり影響します。
- SSD搭載パソコンは、動作が劇的に速く振動にも非常に強いです。反面静電気に弱く、飛行機に乗った時、静電気でSSDが壊れてデータがパーになる事例もたまにあります。SSDの弱点は、容量が小さいこと、一度故障すると、データバックアップする間もなく壊れて、データ復旧も不可能であることです。
- HDD搭載パソコンは、昔からの技術の積み重ねでだいぶ故障しにくくなった感じがします。反面やはりアクセス速度はSSDには遠く及びません。一度SSDのパソコンを所有した人はHDDには戻れないほどです。
また、HDDは振動に極めて弱いです。
バッテリーの持ち時間は？
外出先で使う場合、バッテリーの持ち時間は重要です。たいていのパソコンは、オプションで大容量バッテリーがあるので、10時間くらいは持ちます。しかし、大容量バッテリーを付けると本体からバッテリーが飛び出したり、スペックとはかけ離れた重量になることもよくあります。
バッテリーの持ち重視の場合は、はっきり言ってレッツノートの一人勝ち状態です。
その他
使い勝手を左右するものとして、タッチパッドがあります。ブラインドタッチができる人は、ホームポジションを変えずにマウス操作ができるThinkPadのトラックパッドが特に良いと思います。
ブラインドタッチできない方は、タッチパッドが直感的に操作ができてよいかと思います。
メンテナンス性については、最近よく見かけるSurfaceは非常に悪いです。修理をすることは前提にされておらず、分解難易度が超高いです。使い捨てだと思ったほうが賢明です。
パナソニックレッツノートは、最近はましになりましたが、修理しやすくなってきたけどまだまだです。ThinkPadは、メーカーがメンテナンスマニュアルを公開しているほどなので、メンテは非常にしやすいです。
結論
事実上、ThinkPadとレッツノートの2択です！
キーボード、トラックパッドが使いやすいと思った場合は、ThinkPadXシリーズが良いです。SSD搭載モデルを選択すればなおよいと思います。
タッチパネルなしで良ければ、X260、タッチパネルありは、X250タッチパネルタイプを選択すれば後悔しないでしょう。
バッテリーの持ちを重視し、タッチパネル対応が良ければ、CF-MXシリーズ
タッチパネルなしはCF-RZシリーズなら間違いないと思います。
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