パソコン修理の鉄人では、24時間いつでも見積もりを受け付けています。
操作はとても簡単なので、「故障かな…?」と思ったら、すぐにチェックしてみましょう!
パソコン修理の鉄人(達人) > 修理の鉄人実績ブログ > 古いパソコン修理 > 起動不能になった30年前の測定器用のPC(MS-DOS)の修理延命事例
【ご依頼者様】茨城県つくば市上横場のお客様
【ご依頼内容】MC7のインダストリーPC修理
【鉄人の修理内容】CMOSバッテリーソケット取付、HDD新品交換他
「パソコン前面」の状態です。特に大きな傷・汚れ等はありません。
内部の様子です。アルミ電解コンデンサがほとんど使用されておりません。産業用PCの特徴でもあります。
フロント部からメインロジックボード、ライザーカード、上部が通信インターフェースボードです
FDDはフロント部に固定されています。
メインボードの様子です。
こちらがCPUボード(メインボード)です。EPSON製です
CMOSはスポット溶接されていたのを外されたようです
たかが電池ですが起動に拘わる重要なパーツです。今回の起動不能の原因はこれにありそうです。
まずは汎用の電池ボックスに交換して、通常のボタン電池が取り付けられるように改造します
しっかり半田固定が必要です
電源ユニットはT-60B 台湾製です
これらも定格出力を確認します
プラス電源とマイナス出力
おおむね定格出力しています
電源パイロットランプ点灯
基板上のインジケータ点灯 点灯場所の意味は不明ですが基板通電確認です
VGAモニター出力確認
BIOS表示モードでデバイス確認します
HDDはBIOSレベルで確認できます
コンデンサテスター 必要があれば容量検査手順へ進みます
既にストレージ生産していない懐かしいメーカーですが、代替部品は入手可能です
HDDに不良セクターが発生しています これは記録面に微細傷が発生していて読み書きできないセクターが存在します。 HDDはすでに寿命を過ぎており、新品交換が必須と言えそうです。
左がオリジナルのHDD,右が今回交換する新品HDDです。
オリジナルHDDの磁気情報をハードウェアにて抽出し、新品HDDに転送をします。→成功しました。
使用状態にて温度計測しています。特に問題がありそうな部位は見当たりません。
メイン基板の発熱も規定値です
制御プログラムである、MC7の正常起動を確認しました。
PCを本組して再度アプリケーションが起動することを確認し、出荷しました。
※その他メーカーも修理可能ですので、ご不明な点はお気軽にご相談下さい。
ラジオCM絶賛放送中
下記よりご確認頂けます。
ラジオCM01
ラジオCM02
ラジオCM03