修理実績

つくば市の研究所向け画像解析ソフト(mex, Scandium, OIM)の動作PC(Windows7)の制作実績

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森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表

1995年シリコンバレーでパソコンと出会い、プラント制御、カーナビの開発・設計を経て2003年に独立。産業用PC修理延命事業を開始。現在はパソコン修理の鉄人として、千葉県柏市にて、日本全国の生産現場の旧型PC修理・延命を行っております!趣味はトライアスロンでそっちでも鉄人です!!

【ご依頼者様】茨城県つくば市のお客様
【ご依頼内容】3D画像解析用Windows7オリジナルPCの製作
【鉄人の修理内容】Windows7が動作する、高耐久タイプオリジナルPCの製作
茨城県つくば市にお住まいのお客様からいただいたご依頼は、3D画像解析に特化したWindows 7オリジナルPCの製作でした。このプロジェクトでは、高い動作安定性と耐久性が求められており、その要件に応えるために慎重かつ緻密な作業が必要でした。お客様のご期待に応えるために、信頼性の高いコンポーネントを選定し、手作業での設定や検査を行いました。今回のPC製作では、特にWindows 7の新規インストールや各種テストにおいて、細部にわたる作業が必要でした。それでは、製作の詳細についてご紹介します。

 

まず初めに、製作したPCの基本仕様を確認します。ストレージにはWDREDを採用し、アクセス速度はやや劣るものの、その代わりに耐久性が向上しています。電源にはニプロン製のものを使用し、その高い信頼性と耐久性は産業用PCの分野でも評価が高いです。製作後のエージングにおいても、ストレージの健康状態は良好であり、読み書き速度にも問題はありません。さらに、Windows 7 Proを搭載し、メモリは8GB×4枚で合計32GBというスペックで構成されています。

製作工程では、Windows 7の新規インストールにおいては公式サポートが終了しているため、ライセンス認証を電話認証で手動で行いました。必要なドライバも全てオフラインで手作業でインストールし、MEMTESTや専用ツールによる各種テストを通過させることで、製品の高い品質を確認しました。また、細部においては旧型特有のエラーに対処するなど、クオリティにはこだわりました。最終的には、高負荷テスト中の熱分布も良好であり、安定した動作が確認されました。

Windows7新規パソコンの仮組写真です。仮組の状態に、動作確認、耐久テストを行います

ストレージは信頼性の高いWDREDを使用します。アクセス速度はやや劣りますが、耐久性が高いです。

電源は高い信頼性と耐久性のあるニプロン製を使用します。産業用PCの電源はニプロンがほぼ独占状態です。

エージング後のストレージの健康状態は良好です

読み書き速度も問題なしです。ただ、通常品よりは若干遅いです。

パソコンの仕様画面になります Windows7PRO メモリは8GB×4枚の32GBです

グラフィックカードはGTX550TIです。もちろん、コンデンサは日本製に交換済みです

今現在公式にサポートされていないWindows7の新規インストールのためライセンス認証はインターネットではなく電話認証による手動で完了いたしました

必要なドライバも全てオフラインでの手作業でインストールしました、一つだけ旧型特有のエラーによる不明なデバイスが発生していますが実際に使用する機構には影響しない物なので無効にしています

MEMTESTも通過しました。メモリテストに通過=マザーボード動作OKとなります(経験則)

専用ツールによる簡易テストも通過しました。

専用ツールによるbios上での高負荷テストも通過。

専用ツールによるWindows上での高負荷テストも問題なく通過しました

高負荷テスト中の熱分布も良好です。

各種動作検証を行い本組したパソコンの正面になります、Windows7環境ではUSB3.0ポートの使用は不調の原因になりがちなので機能しない状態かつポートを塞いでおります。

パソコン側面です

パソコン背面です、同じくUSB3.0ポートは塞いでいます。

以上で、弊社オリジナルのPCが完成しました。こちらを納品し、日々の研究に役立てていただき、日本の製造業の発展に寄与できればうれしいです。