森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表
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【ご依頼者様】静岡県島田市のお客様
【ご依頼内容】三菱工業用統合制御システムMELTAS SR SW-3専用産業用PC SV20-50RのWindowsNT4.0修復
【鉄人の修理内容】電源ユニット交換・メインボードオーバーホール・通信ボード最適化・HDD交換を提案
SV20-50R MitsubishiFAシーケンサ制御コンピュータ
ラックマウントにも対応する筐体 背面の右2ポートがシーケンサ制御用ボード
動作確認したが、WindowsNT4.0起動中にフリーズする現象を確認しました
専用の鍵付きマウンターを取り出してHDDコンディションを確認します
Nipronの高耐久タイプのAT電源が使用されております。このタイプは新品入手可能なので、新品に交換をします
CPUボードの電解コンデンサが劣化しているので、新品に交換。
同じラインで使われる予備PCを複数台のお預かりしました
CPUボードに実装される経年劣化や容量変化するコンデンサ部品を全数高信頼日本製コンデンサ部品へ交換しました
オリジナルHDDから、磁気情報をすべて抽出できました。これを新品HDDにコピーし、容量クリップを実施。これにより、容量・磁気情報共に全く同じHDDを作成しました。
産業用AT電源新品に交換です。上が新品、したがオリジナルです。
お預かり時は起動途中でストップしていた制御ソフトは通信ボードを認識して起動しました
通信ボード2基とも認識していることを確認
アイドル状態での発熱試験 交換したコンデンサも含め異常発熱無し
FAPCで最も苦労するレガシーな通信ボードの認識設定 見た目は同じ見える通信ボードもディップスイッチの設定とBIOSでの認識設定が異なると起動しません。
シーケンサ制御ソフトのボード通信履歴です。
実際に外部通信できない為エラーダイヤログは出ています
産業用ディプリケータでオリジナルの磁気情報をクローン化コピー
1台は実機に換装 もう一台は予備ストレージとして納品します 長寿命なストレージも検討したが、このマウンターがFA専用設計で認識ストレージに制限があるためレガシーPATAストレージとし更に予備ストレージ作成としました
本体左の放熱スロット内部のフィルターもクリーニングして戻します
各通信ボードの組み込みスロットをシールで位置合わせを行いボード固定のバーをネジ止めします