ミツトヨの三次元測定機 CRYSTA-APEX S776 の操作PCの延命(RAID崩壊から産業用SSDへ交換) | パソコン修理の鉄人(達人)

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ミツトヨの三次元測定機 CRYSTA-APEX S776 の操作PCの延命(RAID崩壊から産業用SSDへ交換)

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森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表

1995年シリコンバレーでパソコンと出会い、プラント制御、カーナビの開発・設計を経て2003年に独立。産業用PC修理延命事業を開始。現在はパソコン修理の鉄人として、千葉県柏市にて、日本全国の生産現場の旧型PC修理・延命を行っております!趣味はトライアスロンでそっちでも鉄人です!!

【ご依頼者様】東京都日野市のお客様
【ご依頼内容】ミツトヨの三次元測定機 CRYSTA-APEX S776を操作するPC Dll acxzが起動しなくなったので、直したい
【鉄人の修理内容】RAID崩壊からのOS+アプリ復旧及び、電解コンデンサー交換による延命






英語のエラーが出ています。たいていの人は、これを読もうとしませんが、中学程度の英語なので読んでみるのが良いです。ここでは、設定値が消えちゃったよって言っています。



RAID崩壊しており、OSが起動しません。RAIDは同時に2台以上のHDDが故障しないことを前提とした冗長化システムではありますが、実際には同時に故障することが多いです。



メインボード目視。特に問題ないようですが、確実に劣化は進行しています。



グラフィックボードです。 冷却ファンは正常です



内蔵HDDです。通電時間は少ないのですが、モーターの調子が悪いようです。 交換必須です



電源ユニット内部をチェック。コンデンサの破裂はありませんが、経年劣化しております



RAIDカードです。故障はしておりませんが、このカードを撤去してシングルにて動作させてみます



RAIDカードを除去し、HDD1台のみで起動に成功しました。もちろんHDDはオリジナルではなく、クローンを使用します。
いつでも原状復帰できるようにオリジナルHDDは絶対に使用しません!




イベントビューワには、特に目立ったエラーはありませんでした。Windowsは健全なようです。


産業用SSDに磁気情報を転送しました。右がメイン、左が予備です



RAIDを解除してSSDシングルにて動作するようにしました。故障時には予備SSDに交換しすぐに復帰できるようにしました



CPUグリスが劣化していたので新品交換しました



ヒートシンククリーニングしました



Windows正常起動確認



蓋を開けると、すぐに予備SSD格納しております。万が一起動不能になった場合は、ケーブルをこちらに差し替えていただきます。

RAIDにより、HDDを冗長化して将来の故障に備えても、実際にはHDD故障時にシステムが動作しなくなることが非常に多いです。何のためのRAIDなんだか??って思います。
RAIDカードを撤去し、シングルで動作させた代わりに、きわめて故障しにくいSSDを取り付け、なおかつ予備のOS,データ入りのSSDをすぐに装着できるようにして納品しました。これで安心して三次元測定機を使用できるようになりました。

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