森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表
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【ご依頼者様】秋田県秋田市のお客様
【ご依頼内容】FMV-575D5の96年製 Windows3.1パソコンの修理・オーバーホール
【鉄人の修理内容】メインボード交換、HDD交換、内部清掃、オーバーホール
FMV-575D5 富士通DOSVパソコンで、2000年以前は大体こんな形してましたね。懐かしい方多いんじゃないでしょうか
SCSIインターフェースx2の構成です。予算の都合上、究極の修理である仮想化は見送りです。
この時代のキーボードは非常にしっかり作られています。踏んでも壊れません笑
内部を見てみます。比較的きれいです。さすが90年代日本製、コンデンサーの破裂はありません。使用されているスチール部材もしっかりしています。
SIMMのメモリスロットにも4枚実装。CPUクーラーは新品に交換します。
リチウムバッテリーも交換。いろいろ調べた結果、メインボード故障であると判明。見た目だと故障はわからない場合が多いのでなかなか難しい。
接続間違い防止のために分解前に写真を撮ります。
電源内部の点検をします。この時代の電源も非常にしっかりしています。文句のつけようがないです。
メインボードを剥がすと、なんと、ゴム足が経年劣化で溶けていました!!加水分解ってやつです。
スクレーパーでそぎ落として、新品に交換します。まあ、これはあまり動作には影響ありませんが、経年劣化は確実に起きています。
海外から交換用マザーボードを調達しました。なんと96年製です!
街のようで美しいですね。
作業に夢中になりすぎて写真アップするのを忘れました。。フレームを防錆塗装し、端子を洗浄して組み上げました。
マザーボード交換、HDD交換でWindows3.1が無事起動!!!
パソコン修理の鉄人は、海外にもルートを持っているので国内にない部品は世界中からかき集めます!!!