森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)PCエキスパート代表
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【ご依頼者様】神奈川県海老名市のお客様
【ご依頼内容】Vectra4/66の半導体製造の制御装置の制御パソコンのWin3.1が起動しなくなった
【鉄人の修理内容】HDDから磁気情報を復旧し、Windowsシステムファイルを再構築し、さらに将来の故障に備えてクローンHDDを納品
「パソコン前面」の状態です。特に大きな傷・汚れ等はありません。
「パソコン裏面」です。大きな傷やネジ抜けなどは無い様ですが、ゴム足が劣化している場合などがあります。交換やネジ補充が必要な場合はご連絡致します。
お客様が保管していた、以前に起動したシステムが入っているHDDを同封していただきました。このようなものは修理の可能性を上げるために重要です。
トップカバーを外します クリーンルームに準じた環境で使用されたPCです。かなりきれいです。
フロントカバ-も外します。タイムカプセルから出てきたようです!!
背面のインターフェースを確認します。独自インターフェースボードが刺さっています。このため、仮想化は不可能です。
お客様オリジナルHDD。ここから磁気情報を復旧することをまず試します
ディスクチェックでエラーが出ます。
BIOSにも認識されません
お客様準備のHDDをテスト換装
インターフェースはあっていますがディスクエラー表示です
こちらもBIOS認識されません
念のため業務用ディプリケーターで状態検査を実施します。
重度物理障害のため、磁気情報取り出しは難しそうです。提携している研究所で開封して検査することも可能です。
パラメーターを手作業でセットして、なんとか磁気情報抽出に成功しました。
まずは実機にて動作確認します。
HDDチェックは無事合格!
BIOS認識もOKです!!
HDDのパラメーターが違っているので合わせます。昔のPCは、シリンダ数等手動が基本でした。
何とか、BOOTまで行きました。
マザーボードに垂直にライザボード 2層の外部機器通信ボード
手前CPUヒートシンクとメモリ。きれいですが念のため洗浄します。
通信ボード下にCMOSバッテリがあります。バッテリーはもちろん交換します。
パラメータを手作業で設定したHDDにお客様供給の上位機種のHDDから磁気情報を抽出して転送します。
上位機種のHDDイメージを使っても、正常起動はしません。機種が異なるので当然です。
ここからが腕の見せ所です。
い頂いた同型運用のPCで起動不能なHDDをドミノ移植します
産業用のHDDに次期情報をコピーして、これで運用できるようにシステムファイルの再構築を行います
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何とか、Windows3.1の起動に成功しました!!!しかし、フリーズします。
これはよくあることで、外部危機が接続されていないためかとおもわれます。
起動確認できたHDDを予備HDDとしてこちらも納品します