修理実績

製造現場で使用されている計測装置の端末(Windows98)の修理

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森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)PCエキスパート代表

パソコン修理の鉄人として、千葉県でパソコン修理事業を営んでいます。この道20年、日本全国対応しております!主に産業用PCなど他のパソコン修理屋さんでは困難とされる修理を得意としています。趣味はトライアスロンでそっちでも鉄人です!!

【ご依頼者様】千葉県香取市山之辺のお客様
【ご依頼内容】PRO-600LendeavorのWindows98が起動しない。計測器につないでいるので、どうしても直してほしい。
【鉄人の修理内容】旧型PC修理

「パソコン前面」の状態です。懐かしいパソコンです・・・

 

 

一緒に同梱いただいたものです。昭和の時代からの年月を感じます!

電源ランプは点灯しますが起動しませんでした(うんともすんともいわない・・・)

まず、パソコン内部の状態を確認します

CPUファンが回転していません。マザーボードに供給されている電源が弱っているか、マザーボード故障か、両方か?

内蔵HDDを取り外しました。このHDDの磁気情報を取り出すことが非常に重要です。なぜなら、ここにはお客様の大切なアプリケーションの情報が入っているからです!!!

旧型パソコンは現役のパソコンと異なり、アプリケーションをインストールすることができるディスク等が現存しない場合が多いのです。

SMARTデータはおかしいけど、なんとか磁気情報吸い取りができました!!これで、修復できる確率がグッと上がりました!

背面の拡張ボードの並びです。SCSIが使われていますがそのほかの専用ボードは使われていません。これも復旧率を上げるうえで重要なことです。

背面の拡張ボードの並びです。内部からはこのように見えます

内蔵HDDの健康状態です。 正常判定とでていますが、経年劣化が心配です

ISAバスが1個PCIが6個です。
理論的には、ISAバスがある正常PCさえあれば、あとは、ドライバの調整をすればOKです

電源ユニット分解して内部確認

2次側の電解コンデンサ部品が破裂して液漏れしています。これも想定内です。

1次側の大型コンデンサも膨らんでいます ここまで破裂していると、コンデンサ交換ではなく、電源を交換したほうが安定します。

ISAバスの通信ボード。

PCIバスのSCSIボード

NICボードですが、使用していないようです。

グラフィックボードはPCIです。

メモリは検査した結果正常でした。

メモリを外してもビープ音がないので、メインボード故障の可能性が高いです。

弊社検証用のマザーボードを使用してOSのダメージを確認します。

特殊な方法で、テスト用メインボードにてWindows 98 の起動を確認しました。 早速、ISAのメインボードを手配します!

到着したマザーボードにて動作確認しましたが、コンディションが悪く、出荷に耐えられる状態ではありませんでした。海外から部品を調達するとこのようなことが良く起こります。これも想定内です!

さらに別のメインボードを世界中から探します。

上記とは違う、マザーボードが海外から到着! 動作確認作業中です。

仮組の状態ですが、Windows 98 の起動を確認しました。 実機でもWindows の起動が確認できましたので、 細かい調整をします。

動作品マザーボードに各種ボードを取り付けWindows 98 の起動を確認しました。

全く異なるマザーボードにお客様のHDDを取り付け、すべてのドライバーをインストールしました。

パーフェクトです!!後は、納品して、お客様の工場で結合試験です。

結合試験でNGになる場合もあります。このような場合は弊社技術スタッフが日本全国どこへでも出張し、結合試験に立ち会うことが可能です!!!

 

他店や、メーカーで断られてたパソコンや、20年前のパソコン修理もパソコン修理の鉄人は絶対にあきらめず修理して見せます!!!