森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表
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レッツノートの故障でお預かりする症状で比較的多いものの一つに「熱を持つ」というのがあります。
このような症状の原因と修理方法について解説します。
パソコンはどのくらい熱を持つ?
パソコンが熱をもつのはご存知と思いますが、どのくらいの温度だと異常で、どのくらいだと正常なのでしょうか??
正常なパソコンは、高くても40度くらいです。50度以上の場合は、冷却機構を調整したほうがよいかと思います。
パームレストが53度になってます。これは、ファンが故障している場合です。
こちらもファン故障です。通気口が75度以上です!!!!!
熱を持つ理由は?
CPUから出た熱は、ヒートチューブを介してヒートシンクに伝わります。この語冷却ファンの排気によって、熱交換が行われ温度が下がります。
ところが、ヒートシンクに埃がたまっていると、空気の流れが妨げられて排熱がうまくいきません。また、冷却ファンの回転が軸受けの劣化やグリスの劣化により適切に上がらない場合も同様に排熱がうまくいかなくなります。
異常発熱の解消方法
パソコンの表面が50度以上(つまり、触って明らかに熱いばあい)は、冷却機構を修理する必要があります。まずは、
- 排気口から熱を持った風が出てきているか?
- 排気口が埃でふさがれていないか?
を確認してください。そして、ヒートシンクのほこりをエアコンプレッサーで除去してください。たいていの場合は、エアを吹くとかなり多くの埃が出てくるはずです。これだけで熱はかなり改善します。
次に
- 冷却ファンが回転する際にカラカラ異音がしていないか
- 冷却ファンが回転しているか
を確認してください。異音がしている場合、回転していない場合いずれの場合も冷却ファンの交換をお勧めします。
冷却ファンを分解してグリスアップを行っても一時的に症状はおさまりますが、経験的に再発率が高いのでやはり新品への交換をお勧めします。
うえの温度が53度のマシンのファン交換後です。温度が40度以下に下がっています。これで正常です。
75度あった排気口もファンを交換したら44度まで下がりました!!
まとめ
レッツノートはさきの記事で述べた通り、冷却ファンが故障しやすいです。故障すると、表面温度が50度以上になり、手で触って「熱い!」って思うくらいになります。こうなった場合はファン交換もしくは、ヒートシンクの埃をとってあげる必要があります!
パソコン修理の鉄人もファン交換やってます!!!