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森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表
代表取締役社長 : 株式会社日本ピーシーエキスパート
1995年シリコンバレーでパソコンと出会い、プラント制御、カーナビの開発・設計を経て2003年に独立。産業用PC修理延命事業を開始。現在はパソコン修理の鉄人として、千葉県柏市にて、日本全国の生産現場の旧型PC修理・延命を行っております!趣味はトライアスロンでそっちでも鉄人です!!

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旧型パソコン(10~15年以上昔のパソコン)の修理は時間がかかります。1,2か月かかることもあります。その理由について解説します。
旧型パソコンの修理の特徴は?
以前の記事で、旧型パソコンと普通のパソコンの修理の違いを解説しましたが、このように旧型パソコン特有の事情があります。
- 旧型パソコンの修理は交換部品が多い
- 旧型パソコンの修理は、入手不可能な部品が存在し、それを制作する必要がある
- 旧型パソコンの修理では、海外から部品を取り寄せる必要がある
部品調達が困難
とくに、部品を海外から取り寄せる場合、ブルガリアなどの北欧や、イスラエルから取り寄せることもあります。この場合は、取り寄せだけで2,3週間かかってしまいます。さらに、もともと古い部品なので取り寄せた部品が劣化していて結局使えない場合もあります。
また、部品をオリジナルで制作した場合や、別部品で代用した場合は、動作検証を入念に行う必要があります。検証だけで1週間以上はかかります。ここで、性能が出なかった場合は改良に1週間、再検証でさらに1週間かかります。
まとめ
旧型パソコンの修理は、部品調達に時間がかかり、動作検証にも時間がかかります。また劣化箇所が多いために、修理作業そのものが長時間かかるために、どうしても納期が長くなってしまいますし、工数が多いので修理費用が高額になってしまいます。
パソコン修理の鉄人は、お客様のご要望がある限りどんなに古いパソコンでも、修理に挑戦します!!!