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森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表
代表取締役社長 : 株式会社日本ピーシーエキスパート
1995年シリコンバレーでパソコンと出会い、プラント制御、カーナビの開発・設計を経て2003年に独立。産業用PC修理延命事業を開始。現在はパソコン修理の鉄人として、千葉県柏市にて、日本全国の生産現場の旧型PC修理・延命を行っております!趣味はトライアスロンでそっちでも鉄人です!!
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SSDは高速振動に強くHDDは低速、振動に弱いですが、HDDの有利な部分はあるのでしょうか?
HDDは容量当たりの値段が安い
この記事を書いている2017年3月現在のHDDとSSDの容量当たりの値段はそれぞれ
- HDD:5円~20円
- SSD:25円~600円
位です。HDDはSSDの5分の1以下です。
大容量
HDDは、2017年3月現在で、3.5インチは6TBまであります。SSDはそのような大容量はまだ存在しません。しかし、日進月歩なので近い将来HDDを抜くと思いますが。。。。
相性問題が非常に少ない
弊社は非常に多くのHDD交換、SSD交換修理をしてきましたが、経験的にHDDはSSDより相性問題が少ないです。よほどのことがない限り、HDDを交換をしても起動しない・ブルースクリーンになることはあり得ません。反面、SSDは10件に1台くらいは相性問題に遭遇します。
あらかじめ故障を予知できる場合が多い
HDDは機械的構造を持つので、故障前に例えば異音がしたり、アクセスが遅くなるなど故障前の前兆現象が結構あります。対してSSDは前兆もなくいきなり壊れます。
HDDは、故障前の前兆が出た時点でデータバックアップなどが行えるので、SSDより低リスクであるといえます。
データ復旧技術が確立している
HDDは製品化されてから30年近くたっていますので、データ復旧の技術が確立されています。万が一故障してもデータを取り出すことが可能な場合が多いです。反面SSDはデータ復旧できない場合が結構多いです。
まとめ
HDDは、SSDと比べて劣る部分が多いと思われがちですが、まだまだ長所はあります。ご自身の使い方にあう部品を選択してみてください!
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