森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表
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【ご依頼主】福島県福島市の法人様
【ご相談内容】USB外付けHDDが認識不能になった
【鉄人の修理内容】ヘッド吸着解除、データ復旧
【費用】税別100,000円程度
突然USB外付けHDDが認識不能になったとのことでした。お送りいただき、確認すると、「クックっクック」という音がして、プラッターが回転してません。
MiniStationです。内蔵されているHDDは、SAMSUNG製の500GBです。
この音は、明らかにヘッド吸着している音です。HDDのヘッドは、回転しているプラッター上にホバークラフトのように浮いていて、これが何らかの原因でプラッタに着地してしまうと吸着してしまうことがあります。例えば、急に電源を抜いたりすると、ヘッドが退避する前にプラッターの回転が落ちてしまい、吸着してしまいます。こうなると、電源を入れてもヘッドがプラッターにくっついているので回転ができません。そしてデータをまったく読めなくなるわけです。
このような場合は、いったんHDDを開封してヘッドの吸着を解除します。(解除するときの写真は企業秘密です)
吸着を解除したら、見事にデータにアクセスできるようになりました。しかし、このHDDを使って復旧はできません。プラッタにダメージがあるので、データを余計に壊す可能性があるからです。
早速新品のHDDに修理したHDDの磁気情報をコピーします。
東芝の500GBのHDDにコピーしました。実際の話はよくわかりませんが、メーカー製のポータブルHDDに内蔵しているHDDは、バルクのHDDよりちょっとちゃちいきがしてます。コストダウンしているというか。。。
弊社は商社からバルクのHDDを仕入れて、全数において約20時間くらいエージングをしたものを使用しています。HDD交換専門会社だから、このくらいやらないと結構不良がでるので。。。
早速クローンにアクセスしたところ、100%のデータを復旧できました!!!!ヘッド吸着した場所がデータが書き込まれていない場所だったようです!
復旧したデータは、USBメモリに保存して、めでたく納品しました。今回はデータ復旧100%達成です。
弊社では、ヘッド吸着をはじめとし、モーター交換や、基盤交換、RAIDのデータ復旧も行っております。詳細は、データ復旧のページをご覧ください!!!