修理実績

データの引っ越しの際の注意点は?必ずできるの?

The following two tabs change content below.

森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表

1995年シリコンバレーでパソコンと出会い、プラント制御、カーナビの開発・設計を経て2003年に独立。産業用PC修理延命事業を開始。現在はパソコン修理の鉄人として、千葉県柏市にて、日本全国の生産現場の旧型PC修理・延命を行っております!趣味はトライアスロンでそっちでも鉄人です!!

パソコンを買い替えたとき、古いパソコンから新しいパソコンにデータを引っ越しする必要がありますが、この作業は結構面倒です。弊社ではこの作業は日常的に行っており、出張でも行っております。注意点などを解説します。

データとアプリの違い

 

我々プロにとってはまったく異なるものですが、一般の方にはピンとこないようです。

 

アプリ

アプリケーションの略ですね。早い話が、CDやDVDからインストールしたり、ネットでダウンロードしてインストールする類のものです。なくなった場合は、お金を払えばいくらでも同じものを入手できるものがほとんどです。(無料の物もあります)

 

データ

ワードでつくった文書や、エクセルの帳簿、デジカメで撮った写真、受信したメールをデータと呼びます。なくなった場合、お金を払っても同じものは入手できないものがほとんどです。

新しいパソコンを買った場合、基本的なアプリはほとんど入っていることが多いのですが、新品のパソコンには、デジカメで撮った家族の写真は入ってないですよね?(入ってたら怖いです!)
ですから、こういう、お金で買えないデータを引っ越す必要があるのです。

 

引っ越すべきデータの種類と場所

  • ワード・エクセルなどの書類は「(マイ)ドキュメント」か「デスクトップ」
  • デジカメ写真は、「(マイ)ピクチャ」
  • デジカメ動画は「(マイ)ビデオ」
  • iTunesなどの音楽関連は「(マイ)ミュージック」
  • そのほかは「デスクトップ」
  • インターネットのお気に入りはUsers¥ユーザー名¥Favorites
  • メールデータ・アドレス帳 (メールソフトにより違う)
  • メールアドレス帳

 

実際の引っ越し方法

データの大きさによりますが、これを機にUSBのハードディスクを買ってもよいかと思います。

 

1TBのUSBポータブルHDDは大体1万円前後です。

このようなUSBのHDDを古いほうのパソコンに接続して、ひたすらデータをコピーします。コピー後に、新品のパソコンに接続してデータをコピーします。ファイルサイズ、ファイル数が多いとかなり時間がかかりますが、あきらめずにやりましょう。

 

データ引っ越しのコツ

データ引っ越しは、とにかく根気が必要です。慣れない方は、この文章をプリントアウトして、「引っ越すべきデータと場所」を一つずつチェックしながら行うのが良いです。コピーするフォルダは一つずつやるのがコツです。複数フォルダをいっぺんにコピーするととても時間がかかります。これをひたすら繰り返して、慎重に保存してください。

なお、メールデータ関連は、下記参考にしてください。

Windows Live mailの保存場所

Outlook メールの保存場所

データ引っ越しは面倒な作業なので、弊社でも行っております。こちらの問い合わせフォームからお気軽にお問合せください!