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操作はとても簡単なので、「故障かな…?」と思ったら、すぐにチェックしてみましょう!
パソコン修理の鉄人(達人) > 修理の鉄人実績ブログ > 通信制御用の産業用PC(アドバンテック、WindowsNT)が異音と共に起動不能になった!
【ご依頼者様】東京都品川区西五反田のお客様
【ご依頼内容】INDUSTRIAL COMPUTER の通信制御系PC修理
【鉄人の修理内容】旧型PC修理
「パソコン前面」の状態です。特に大きな傷・汚れ等はありません。
サーバーラックマウント用にハンドルとスライドレールが装備された専用筺体です
フィルタがかなり汚れています
専用の通信ボードが産業用コンピュータの生命線です
フロントに大型の冷却ファンがありますが、ここから異音が出ています。交換必須です
ISAカードが多く装着されています。これらの通信ボードはすべて故障していないという前提にて修理を行います。実際、通信ボードが故障する事例はかなり少ないです。
下の基盤がライザーカード右がメインロジックボードです。 NT対応でISAPCI両装備のボードはIPCカスタム仕様です
メモリはECCではなく、通常メモリです
バックプレーンボードには、CPUボードのほかに、多くのIOボードが取り付けてありますが、これらはPC故障直前まで動作していたので、正常であることを前提としてメンテを進めております。
法人様では200Vを入力されているようです。 電源ユニットはワールドワイド設計ですので100V入力で定格出力の検査を行います。
電源ユニットを外します
電源ユニットを分解して、コンデンサを目視します。特に問題がないと思いますが、経年劣化していることは明らかでありまた、使用されているボードや、CPUボードの消費電力を考慮すると、より高容量電源を使用したほうがよさそうです。
ドライブ3段マウンターをケースごと外します
PATAのHDDを使用しております。この種のHDDは新品では入手しにくいですが、弊社はスクリーニング済み新品HDDを入手可能です。また、SSDもOKです。h
CPUファン ケースファン前面に設置されたフィルターにより内部ファンの埃被害は最小限です このファンも経年で費用に大きな異音がありますので交換方針です
PCが起動不能なので、OSの健全性を確認するため、仮想環境にてOS起動確認をしました。問題なく起動するので、HDDの論理障害、システムファイルは健全であることが確認できました。
CPUボードのアルミ電解コンデンサを交換しました。
日本製で産業用の電源ユニットです。こちらに交換します。
最小構成で、動作確認、エイジングを行います。
ドライブを組み込んでエージングします
連続運転後の動作温度を確認します。特に問題がなく動作良好です。
背面の温度も念のため角確認します。
こちらからも温度測定 異常発熱は見当たりません
産業用電源も効率よく排熱
通信カードのガイドバーをネジ止め
WindowsNT英語版が正常に起動するようになりました。
本組みして問題なければ完了です
※その他メーカーも修理可能ですので、ご不明な点はお気軽にご相談下さい。
ラジオCM絶賛放送中
下記よりご確認頂けます。
ラジオCM01
ラジオCM02
ラジオCM03