森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表
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【ご依頼者様】群馬県安中市磯部 のお客様
【ご依頼内容】pl5901-t12の修理延命
【鉄人の修理内容】分解・診断および、提案書作成
タッチパネルパネコンです
PCIの通信ボードが装着されております。RS-485です
Pro-face PL5901-T12です。
早速起動してみました。UPSのエラーが出てますが、これはよくあるエラーで現場に接続されているUPSが机上では存在しないためのエラーです
とりあえずは起動しました。
イベントビューアでエラーの内容を確認。いくつかエラーが出てますがいずれも決定的ではないです
メンテナンス・カーバーを開けた状態。
内蔵HDDのSMART情報 12,000時間を超えています。かなり劣化しており、自動車の走行距離に例えると12万キロに相当します
内蔵されているLANカードです。同様のカードは海外で入手可能です
WindowsNTが正常に立ち上がります。
内部の写真。ファンレスです。産業用PCは、少しでも寿命を延ばすために稼働部が少ない方が良いのです
電源ユニットの写真、アルミ電解コンデンサは正常に見えますが、12000時間稼働ということは確実に劣化しております
マザーボード上にあるCMOS電池、電圧が低下しています。
FDDコピーを行い、正常稼働かを判定します。エラーが出ており、FDD故障のようです
液晶パネルを露出させます
タッチパネルの入力が正しく機能しない時があります。
故障しているFDDを取り出しました
液晶パネルのメーカー・型番です。互換性があるパネルは入手できそうにもありません
マザーボード上にある電解コンデンサが破裂しかけています。交換必須です
PC放電後の電源投入一発目は起動しないです。アルミ電解コンデンサを交換すれば改善の余地があります