森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表
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【ご依頼者様】山形県の精米工場様
【ご依頼内容】Fujitsu FMVD5270 4台+Fujitsu TX300 S4のシステム延命
【鉄人の修理内容】現地調査
在庫表示CPUは、富士通ESPRIMO D5270が使用されております。このPCは法人向けではありますが、連続運転に対応しておらず、非常に危険な状態です。
裏面のインターフェースは、RS232CとRJ45のみなので、仮想化が可能です。
HDDコンディション良好。通電時間が12万時間です!自動車の走行距離に例えるとなんと120万キロです!!すぐに交換しなくてはいけません!
設定2CPU。現在は工程監視CPUとして機能しています。これも汎用PCであり、連続運転対応はしておりません。(当時のカタログには24時間対応とはうたってますが・・)
設定2CPUの裏面を確認します。パラレルドングルのみ使用しており、仮想化可能と思われます。期待大です!
予備CPUは起動しませんでした。内部確認すると、非常に多くのホコリが堆積していました
ホコリを除去しました。電解コンデンサの破裂は見当たりませんが、経年劣化は確実に進んでおります。オーバーホール必須と言えます。
電源ユニット内部の様子です。20年分のホコリがかなり堆積しております。
電源内部清掃をし、電解コンデンサを目視しましたが、破裂等は見当たりませんでした。
予備CPUのHDDクローンを作成します。磁気情報を正常に抽出ができました。
予備CPUに装着されていたインターフェースボードです。おそらく混米CPUに装着されていたものと同様と思われます。CONTEC COM-4(PCI)H
シリアル通信ボードなので、仮想化可能です
在庫表示CPUを開封しました。非常に多くのホコリが堆積しています。この状態で加湿器を設置するとPC起動不能になる可能性が高く危険です!
ホコリを除去し、内部目視しましたが、電解コンデンサの破裂はありませんでした。
工程監視CPUの磁気情報は健全です。
サーバーマシンです。FujitsuのTX300 S4で、WindowsServer2003が搭載されております
電源ユニットが冗長化されております。
サーバーの全面パネルです。非常に多くのホコリが堆積しています。HDDが冷却されておらず、故障の原因となります。
サーバー側面です。非常に汚れています。メンテナンス必須です。
サーバーは、16GB SASタイプHDDが2台ミラーリングで使用されていました。上下2台共に磁気情報確保に成功しました。
混米CPUはほかのPCとは別筐体でした。IDEのミラーリング運用、Windows2000です。Hitachi製6500シリーズです。
Hitachi MJ-6510-5EWJDです。
インターフェースボードがついております。これは、RS-232Cの増設ボードなので、仮想化は何とかできそうです。
1F製品室CPUです。こちらもD5270 なので、仮想化、部品共通化ができます。
裏面確認したところ、特に特殊ボードは使用しておらず、仮想化は可能です。