検査装置用コンピュータ 富士通FMV7000TX2の修理延命 | パソコン修理の鉄人（達人）

The following two tabs change content below.

• この記事を書いた人
• 最新の記事

森田起也＠パソコン修理の鉄人・（株）日本ピーシーエキスパート代表

代表取締役社長 ： 株式会社日本ピーシーエキスパート

1995年シリコンバレーでパソコンと出会い、プラント制御、カーナビの開発・設計を経て2003年に独立。産業用PC修理延命事業を開始。現在はパソコン修理の鉄人として、千葉県柏市にて、日本全国の生産現場の旧型PC修理・延命を行っております！趣味はトライアスロンでそっちでも鉄人です！！

最新記事 by 森田起也＠パソコン修理の鉄人・（株）日本ピーシーエキスパート代表 (全て見る)

• WindowsNTサーバーからの異音修理・クリーニング事例 - 2024年4月27日
• ミツトヨ　三次元測定機専用PCの延命事例 - 2024年4月24日
• WindowsNT Serverマシン（NEC Express5800シリーズ）の予備機製作事例 - 2024年4月23日
• BANZAIアライメントテスター用PCの修理延命事例 - 2024年4月23日
• 三次元測定機操作用PC(OS/2)の電解コンデンサ破裂事例 - 2024年4月22日

【ご依頼者様】千葉県千葉市稲毛区のお客様
【ご依頼内容】 工場でデータ計測のために使用していた、富士通FMV7000TX2のWindows98マシンの修理・延命
【鉄人の修理内容】電源ユニット修理・HDD交換・データ復旧・ファン類交換等を行い修理延命しました



「パソコン前面」の状態です。特に大きな傷はありませんが、汚れがひどいです



「パソコン裏面」です。大きな傷やネジ抜けなどは無い様です。




PC内部です。黒いすすのようなものが堆積していますが、おそらく絶縁物だと思いますので、乾燥している分には問題ないと考えられます。


HDDです。故障しております。制御用のアプリが最も重要なので、磁気情報を救う方向で進めます



電源です。テスタにて、反応なし。故障しております。



PC内部は黒いすすのようなものでおおわれておりますが、これだけ大量に付着しても動いていることから、絶縁体であると考えられます。
しかしながら空気中の水分を吸収するとショートの危険があるので、清掃必須です。できればコーティングをしたいところです。


通信ボード裏面



通信ボード表面



ケースファンはかなり劣化していると思われます。



CPUファン酷い汚れです、、、



メインボードです。電解コンデンサのふくらみ等はありませんが経年劣化しております。



故障の電源を取り外しました



電源ユニット内部です。電解コンデンサ破裂はありません。他部位の故障かと思われます。



オリジナルのHDDです。故障しており磁気データの吸出しも困難な状況です。特殊な方法で磁気データの吸い出しを試みます



吸い出した磁気データを解析、修正しWINDOWS2000が起動できるようにします。 修正済み磁気情報を写真右新品ストレージへコピーします。　



電源ユニット故障しております。新品交換します。右が産業用電源新品です。



通信基板を新品交換します。右が新品です。旧品はご返却しますので保管願います



お客様ソフトが起動しました。



新品交換しました通信ボードしっかり認識されております。



効率よく冷却されております。

お客様の声をもっと見る ＞

※その他メーカーも修理可能ですので、ご不明な点はお気軽にご相談下さい。