LPE装置の監視用インダストリアルPC(MiTAC MCH-212)の故障診断 | パソコン修理の鉄人(達人)

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LPE装置の監視用インダストリアルPC(MiTAC MCH-212)の故障診断

古いパソコン修理
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森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表

1995年シリコンバレーでパソコンと出会い、プラント制御、カーナビの開発・設計を経て2003年に独立。産業用PC修理延命事業を開始。現在はパソコン修理の鉄人として、千葉県柏市にて、日本全国の生産現場の旧型PC修理・延命を行っております!趣味はトライアスロンでそっちでも鉄人です!!

【ご依頼者様】熊本県熊本市東区のお客様
【ご依頼内容】MiTAC MCH-212が起動しなくなったので、故障診断をしてほしい
【鉄人の修理内容】問題の切り分けと、修理プランを見積・提案しました



パソコン左側面です



パソコン右側面です



お客様より送付頂いた添付物一式です



まずは、原状復帰できるように左のPATAの80GBのオリジナルHDDのクローンを作製します。弊社では、原状復帰ができるように極力お客様のオリジナルPCを使用せずに切り分けを行います



パソコン内部です。かなりレアな機種です・・



電源スイッチが230Vの位置に来ているのが気になります、100Vに切り替えて起動を試みるも起動しない事を確認



Marsilli Mitac MBP-PCI6R-ATX 6-Slot Passive Backplane ISA Industrial Motherboard 入手可能です。



MSC-3685A このメインボードも入手可能です



pci-dvnio



SYSTEM ELECTRONICS 5604514910



型番不明 マザーボードテスター



電源が故障していそうなので、互換性がある良品電源を取り付けてみました。



起動し、MEMTESTを通過しました。



弊社規定のテストツールを使用しようとしましたが、bios上での簡易テストはパラレルポート及びUSBを拡張してもどちら認識できないようで不可



クローンHDDを繋いだ起動確認ではパスワードを求められるところまで進みます。Linuxでしょうか。正常起動するようです。



シリアルポートRS-232C動作良好であることを確認しました。



シリアルポートRS-232C (COM1シール側)同じく動作良好



立ち上がり直後はマザーボードテスターFFの表示です



立ち上がりからしばらくして写真の表示まで画面が進むと判読しにくいですがFとLの逆向き?のような表示に変わります



そのまま画面が進み続けて止まった段階でもFと逆向きLの表示のままです、このあとにキーボードを押すと写真15のパスワードを求められる表示に変わります



オリジナルHDDの使用時間は4万時間を超えているため交換推奨です。

修理方法を3パターンほど提案しました

電源ユニットの故障および、メインボードとHDDの経年劣化は確認したものの、現状では正常動作していることがわかりました。設備が動作しなかったとのことなので、通信ボードの故障が考えられますが、社内では通信ボードの動作確認は不可能です。そこで、仮修理をしたのちに現場に接続し、通信試験を行う提案をしました。この試験にて通信ボードの故障が切り分けられるようになるのです。
さらに、通信がうまく言った場合の修理プランを「予備機製作」「修理+延命」「最低限の修理」の3プランを提案し、お客様に提案書を提出しました。
エンドユーザー様がいらっしゃるようで、これらをエンドユーザー様にさらに提案するとのことでした。

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