

森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表

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【ご依頼主】北海道札幌市の法人様
【トラブル内容】WIndows98で運用のPCが起動しなくなった(電源入らない)
【鉄人の修理内容】HDD交換・データ引っ越し、別PCへの移植
【修理費用】200,000円以上
Window98で動かしている特殊なアプリがあり、今まで使用していたけど、電源ボタンを押しても通電しなくなってしまったとのことでお送りいただきました。
懐かしいコンパックのデスクトップPCです。Pentium2のパソコンです!!!
確かに電源が入りません。。中を確認します。巨大なCPUがついています。メインボードは問題ないように見えますが、、、、
PCIとISAボードがついています。
この時代でも、電源はATXです。現在のものと互換性があります。コンデンサの破裂はないようです。
HDDを取り出して、コンディションを確認します。
さすがに、状態が悪いです。交換必須です。16GBのPATAタイプです。現在入手はできませんが、PATAのHDDの特殊エリアにデータを書き込むことにより小容量のHDDにすることが可能で、新品交換が可能です。
磁気情報レベルで新品HDDにクローンを作りました。
どうやら、メインボードが故障しているようなので、修理ではなく、現在でも入手可能なマザーボードにてシステムを動くように細工をすることにしました。
オリジナルPCを作成し、クローンHDDを接続しシステムを動作するようにしました。
ケースは最新です(USB3.0端子がついている!)が、もちろん、USBは1.1です笑
無事動作するようになりました。
HDDは新品に、電源モジュールも新品、メインボードは再生品ですが、元のマザーボードよりずっと新しいので、しばらくは快適に昔の資産を使えることでしょう。
Windows98のパソコンを修理できるパソコン修理の鉄人でした!!!!