森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)PCエキスパート代表
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生産設備や、検査装置のシステムは特に1990年代から2000年代に日本全国の大企業から町工場まで広く導入されました。パーソナルコンピュータを使用して幅なコストダウンが実現した新システムがこのころ登場し、ついに専用のマイコンを使った超高額なシステムを大企業だけが導入で来ていた時代が終焉を迎えたのです!
これらのシステムはすでに20年以上動き続けており、今まさに寿命を迎えようとしております。
しかし適切にメンテナンスをすることによりまだまだ使用が可能となるのです。パソコン修理の鉄人は、生産現場に直接お伺いして寿命診断をおこなっております。この診断の内容を大公開します!!!
1.システムのなかでのコンピュータの位置づけを確認
システム全体を拝見しどのようなことを行っているかを確認いたします。その中でコンピュータがどのような役割を担っているのかを確認します。システム全体に対するコンピュータの位置づけを理解することで、コンピュータ故障がシステム全体にどのくらいのインパクトを与えるかを明確にいたします。
2.システムとコンピュータのインターフェース確認
実際にシステムとコンピュータはどのような通信を行っているのか、また、通信に使用しているインターフェース・プロトコルを確認いたします。これにより、例えば
- 代替えコンピュータの構築が可能か?
- 汎用部品が使用可能か?
- 最新コンピュータによる仮想化が実現可能か?
などを判断する材料になります
3.過去の修理履歴や、システム仕様書の確認
コンピュータに使用されている消耗部品の消耗度合いは、メンテナンス履歴を考慮して判断いたします。また、メンテナンスを行った会社さんが存在すればそちらとも連携をして消耗部品調達ができる場合があります。メンテナンス会社がすでにない場合は、独自の部品調達ルートがあるか否かでコンピュータ寿命の判断ができます。
4.コンピュータの部品劣化具合を確認
理論的な部品寿命とは別で、実際に機械内部の部品を目視することにより、焦げ目やファンの劣化状態等から、過去の豊富な経験と照らし合わせて、部品の劣化具合や故障進行具合を類推します。
5.コンピュータのソフトウェア構成を確認
コンピュータに使用されているOSは最重要ポイントとなります。OSにより、故障パターンや、故障時の復旧難易度が異なるためです。
さらに、メインで使用されているアプリケーションの画面や機能を確認することにより、ハードウェア故障時のソフトへの影響を類推することができ、メンテナンスの優先順位をある程度決めることが可能となります。
6.寿命、メンテナンスの必要性をアドバイス
以上の確認作業から、
- 今後使用するうえでどのようなメンテナンスが必要か?
- 真っ先にやらなくてはならない作業やメンテがあるのかどうか?
- コンピュータのどの部品が今後故障する可能性があるのか?
- 万が一故障した場合は、復旧するのにどのくらいのコストがかかるのか?
をアドバイスいたします。
まとめ
実際に現場での診断を行うことにより、今までの漫然とした不安を明確なリスク認識に変えることが可能です。これにより故障して取り返しがつかないことになる前に適切な対応ができるようになります。
旧型パソコン現場調査は日本全国に対応しています!パソコン修理の鉄人にお任せください!