森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)PCエキスパート代表
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V486とは?
コンピュータ博物館より引用
Windows3.1が出たころのPC/AT互換機の先駆けである、DynaBook J-3100 V486は、カラー液晶を搭載した画期的なモデルでした。このマシンは、PC/AT互換機として発売されましたが、以前の東芝のアーキテクチャである、J-3100ともまだ互換性がありました。
このため、この時代のDOSアプリケーションは、現在入手可能なDR-DOSや、MS-DOSではフリーズしたりして正常に動かないものが多数あります。
したがって、このようなアプリケーションを使用している工場などは、どうしてもV486 を修理して使用し続けなくてはならないという、深刻な理由があるのです。
液晶がつかなくなった!
動作はしているようだが、液晶が真っ暗になってしまったとのご依頼。
よーく見ると、うっすら液晶が点灯しているので、これは明らかにバックライト切れもしくはインバーターの故障。
早速額縁をとってみた
右側の緑の基板が、インバーターで、かなりでかい(笑)
念のためばらしてみると分厚い導光板が出てきて、、、、、
バックライトは今はほとんど使われない太いものが使われていた。
旧型PCのバックライト・インバーターをLED+スイッチング電源に
旧型PCなので、バックライトだけ変えても、インバーターも故障しかけている可能性が高い。しかし、こんなインバーターはもうどこにもないので、LED化することに。
上が摘出したビンテージバックライトとビンテージインバーター。
下が、最新のLEDテープとスイッチング電源。
LEDテープに電源を供給すると、このようにきれいに光ります。インバーター+冷陰極管と比べて、動作電圧は低く、超寿命。おまけに明るい
このLEDを組み込んで・・・・・
液晶パネルを元通りに取り付けて、スイッチング電源をインバーターがあった場所にマウント。
インバーターの電源が5Vだったので、12Vに昇圧するスイッチング電源を使用し、LEDを駆動するようにしました。それに伴い、5Vのヒューズの容量アップも行いました。
そして、緊張の一瞬!!!
ばっちり修理完了!!!
まだまだビンテージPC使えます!
懐かしのWindows95がサクサク動きます!!
バックライトよりむしろ明るく、ちらつきも皆無。冷陰極管の寿命よりずっと長く光り続けることでしょう!
25年前のパソコンでも、現在の技術を使うことによって延命が可能です。どうしても古いパソコンを使い続けなくてはならない法人様も多いのです。
そんな時は、パソコン修理の鉄人に相談してください!どんな手段を使ってでも延命をして見せます!!!