The following two tabs change content below.
森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表
代表取締役社長 : 株式会社日本ピーシーエキスパート
1995年シリコンバレーでパソコンと出会い、プラント制御、カーナビの開発・設計を経て2003年に独立。産業用PC修理延命事業を開始。現在はパソコン修理の鉄人として、千葉県柏市にて、日本全国の生産現場の旧型PC修理・延命を行っております!趣味はトライアスロンでそっちでも鉄人です!!
最新記事 by 森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表 (全て見る)
- オンプレ電子カルテシステムのサーバー故障の調査事例 - 2024年10月8日
- 生産設備の監視用PCでブルースクリーンが出て不安定 - 2024年9月25日
- ホテルの設備監視システム用サーバーの修理・延命事例 - 2024年9月24日
- 生産設備監視用PCの修理・SCSI HDDのSSD化事例 - 2024年9月21日
- 設備制御用のFAPC FC-20XE(Windows2000)の機種変更事例 - 2024年9月19日
フロッピーディスクドライブが故障した場合、今は新品を入手しにくいので修理が可能でしょうか?という問い合わせをよくいただきます。
FDDの故障で多いのは、
- 回転しない
- フロッピーを認識しない
- フロッピーに傷がつく
といった症状かと思います。
回転しない場合
回転しない場合は、プーリーベルトの故障の場合が多いです。プーリーベルトは、入手が難しいのですが、メカトロ用のプーリーで代用できることが多いです。これにより、修理が可能です。
フロッピーを認識しない場合
フロッピーが挿入されたことを検知するスイッチが故障していることが結構あります。互換性のあるスイッチに交換することにより復帰しますが、ちょうどよいスイッチを探すのが大変ですが・・・・
フロッピーに傷がつく
おそらくは、内部の何らかの部品が取れかけていたり、曲がっている場合があります。全分解して再組立てをすることにより復旧可能かと思います。この際に、部品が破損していることが発見される場合がありますが、プラスチック部品はあまり使われていないので、鉄板等を使ってワンオフで制作をして復旧できます。
その他
フロッピードライブ内部には、グリスが多く使われていますが、経年劣化によりグリスが硬化してプラスチックのようになってしまう場合があります。これにより、本来動かないといけない部品がまったく動かなくなってしまうことがあります。グリスを洗浄して高性能グリスに交換することにより復帰することが多いです。
まとめ
フロッピードライブは、現在はほとんど入手ができなくなっておりますが、他の部品を使うなどをしてまだまだ修理が可能です!
ご自身で修理する自信がない場合はパソコン修理の鉄人にご相談ください!