森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表
最新記事 by 森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表 (全て見る)
- 製造現場で使用されている旧型ノートPCのデータ復旧・修理事例 - 2024年10月29日
- 生産設備の監視制御用PC(Windows2000)のフリーズ解消事例 - 2024年10月26日
- Windows2000マシンの現場調査→修理提案の事例 - 2024年10月26日
- ガスボンベ密閉試験機用端末の機種交換事例 - 2024年10月25日
- 東京精密製三次元測定機用端末の仮想化・延命プランの調査事例 - 2024年10月20日
データ復旧会社はかなりたくさんあります。いざ自分のパソコンが故障したときに、どの業者を選ぶのが良いのかがわかりませんよね?選択の目安を解説します。
会社の実態があるか?
ホームページをよく読んでいただき、会社概要を確認してください。会社の実態があるのか、個人事業なのか?まず確認してみてください。ホームページには、いろいろな支店が掲載されているけど実態は個人が色々な値域のレンタルオフィスを借りているだけのところもあるようです。また、個人が自宅で週末だけやっているようなところもあるようです。このようなところはよほど人柄が信頼できるばあいは良いかもしれませんが、トラブル時の対応がきちんとできないかと思われます。
個人情報・機密情報を適正に管理しているか?
お客様のデータは重要な個人情報です。この大切な情報を適切に管理しているか、管理する仕組みを設けているかを第三者機関から認定を受けているかどうかが目安になります。一般には、プライバシーマークがこれに相当しますが、データ復旧会社は個人情報だけではなく、機密情報についても定格に運用しているISMSを取得しているかもポイントになるかと思います。プライバシーマークとISMSの違いについては、こちらを参考にしてみてください。
口コミをネットで確認してみる?
「復旧業者さんの名前(スペース)評判」をネット検索すると、口コミ情報が結構出てきます。全部の情報をうのみにすることはお勧めしませんが、あまりに多くの批判のブログなどが多い業者さんは、もしかしたらそれなりの対応なのかもしれません。あくまで参考程度にすることをお勧めします。
複数業者に見積もりはOK?
HDDの故障は進行性のものが多いです。つまり、見積もりを取る過程で故障が進行する場合があります。したがって、複数業者に見積もりを取ってもらい一番安いところにお願いするという手法は非常に危険ですし、それをOKとする業者さんは少ないかと思います。これがデータ復旧の難しいところでもあります。また、さらに難しくするのは、業者によっては、一度預かったら故意に他社ではどうやっても復旧ができないようにして返却する業者もあるようです。
値段の説明、復旧作業の技術的な説明等きちんとしてくれる信頼できる業者さんをきちんと見極めることが非常に大切です。とにかく持ってきてくださいとか、説明はできないといった業者さんは避けたほうが無難です。モノを見なくても、過去の事例などきっちりお話をしてくれるような業者さんを選ぶべきかと思います。
値段がやたらに安い
適正なデータ復旧を行っている会社はそれなりに投資をしています。値段が○○円均一とか、魅力的ではありますが、データ復旧は専用の機械、人材や保険などに投資をして初めて成り立ちます。やたらに安いところに依頼をすると、復旧できませんでした。無料になります。といって返却されたHDDがすでに他社では復旧ができない状況に悪化している などということがあります。安すぎは危険です!
まとめ
データ復旧は、基本1社だけにお願いすることになるので、選ぶときは、
- 組織の実態
- 第三者機関からの評価
- ネットで口コミを検索
- 値段をきっちり表記
- 電話で担当者と十分に話す
このくらいは調べたほうがよさそうです。