森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表
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CPUとは、Central Processing Unitの略で、日本語では、中央演算装置の意味です。といっても、わからない方向けに、解説をします。
パソコンの構成
パソコンは、大きく分けると
- CPU
- メモリ
- 外部記憶装置(HDDなど)
で構成されています。
メモリは、「机」
外部記憶装置は、「本棚」
そして、CPUは、「頭脳」
に例えることができます。
本棚から、本を取り出して、机で仕事をすることを想像してください。その時の、「頭脳」がCPUです。
仕事をするときに、頭の回転が速ければ、仕事は早く済ませられますね。ただし、頭の回転ばかり速くて、机が小さいと効率は下がります。また、本棚に本がぎゅうぎゅうに入っていて、本がどこにあるかわからない状態でも効率は落ちます。
パソコンも同じで、メモリ・外部記憶装置・CPUの性能のバランスが大事です。
CPUとは、パソコンの頭脳です
一般的なパソコンのCPUは、1秒間に少数の計算を20億回くらいできます。ハイエンドのデスクトップパソコンだと500億回計算できます。
ちなみに、スーパーコンピュータ「京」は、なんと1京回計算できます!!ハイエンドのパソコンの実に2万倍の性能なんです!
CPUには、トランジスタが大量に入ってます!
CPUは、集積回路といって、トランジスタという部品が大量に詰め込まれています。写真のCPUには、なんと、トランジスタが9億個も入っていて、全部結線されているのです!!!!すごいですね!
この中に、上のトランジスタが9億個も詰まってるのです!!!!!
パソコンのCPUの種類について
現在のパソコンのCPUは、よく聞くかと思いますが、Intel(インテル)という会社が作ったCPUがほとんどです。ごく一部AMD社の物もありますが一般的ではありません。以下、インテルのCPUについて書きます。
インテルのCPUは、性能が良いものから
- Core i7
- Core i5
- Core i3
- Pentium
- Cerelon
- Atom
という銘柄があります。名前の由来は色々あるけど割愛します。もちろん、性能が良ければ値段が高くなります。1のCore i7は、通常4万円くらいします!!!一方5.のCerelonは4000円くらいしかしません。
ところで、ソフトウェアとハードウェアの違い
ってわかりますか?それがわかる方でしたら、この記事を読む必要はないかと思います。一言でいえば、
ハードウェアとは形がある「物」のことです。
ソフトウェアとは「物」に動いてもらうための命令・手順、ルールのこと
です。
身近な例だと、
DSの本体にゲームのカセットを入れないと何も動かないですよね?
- 本体=ハードウェア
- カセット(に入っている命令など)=ソフトウェアです
この場合、カセットには何が入っているかというと、ゲームのプログラムで、ポケモンの場合は、地図データや
CDプレーヤー本体だけだと音楽再生できませんが、CDを入れると音楽再生できます
- CDプレーヤー本体=ハードウェア
- CD(音楽)=ソフトウェア
です。上の例のように、ハードウェアとソフトウェアはお互いに一方がかけては困ります。
ソフトウェアを動かすためにどうしても必要なものがCPUなんです。補足として知っておいても損はないかと思います。
まとめ
- CPUは、中央演算装置の略です
- パソコンを構成しているものは、CPU(頭脳)、メモリ(机)、記憶装置(本棚)
- パソコンの性能は、上記3つのバランスが大事
- CPUには、トランジスタが超超超凝縮されて入っている(9億個)
- 今時のパソコンは、1秒間に小数点の計算を数十億回できる