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PCのCPUってどういうこと?プロによるわかりやすい解説

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森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表

1995年シリコンバレーでパソコンと出会い、プラント制御、カーナビの開発・設計を経て2003年に独立。産業用PC修理延命事業を開始。現在はパソコン修理の鉄人として、千葉県柏市にて、日本全国の生産現場の旧型PC修理・延命を行っております!趣味はトライアスロンでそっちでも鉄人です!!

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CPUとは、Central Processing Unitの略で、日本語では、中央演算装置の意味です。といっても、わからない方向けに、解説をします。

 

パソコンの構成

パソコンは、大きく分けると

  • CPU
  • メモリ
  • 外部記憶装置(HDDなど)

で構成されています。

メモリは、「机」
外部記憶装置は、「本棚」
そして、CPUは、「頭脳」

に例えることができます。

本棚から、本を取り出して、机で仕事をすることを想像してください。その時の、「頭脳」がCPUです。

仕事をするときに、頭の回転が速ければ、仕事は早く済ませられますね。ただし、頭の回転ばかり速くて、机が小さいと効率は下がります。また、本棚に本がぎゅうぎゅうに入っていて、本がどこにあるかわからない状態でも効率は落ちます。

パソコンも同じで、メモリ・外部記憶装置・CPUの性能のバランスが大事です。

 

CPUとは、パソコンの頭脳です

一般的なパソコンのCPUは、1秒間に少数の計算を20億回くらいできます。ハイエンドのデスクトップパソコンだと500億回計算できます。
ちなみに、スーパーコンピュータ「京」は、なんと1京回計算できます!!ハイエンドのパソコンの実に2万倍の性能なんです!

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CPUには、トランジスタが大量に入ってます!

 

CPUは、集積回路といって、トランジスタという部品が大量に詰め込まれています。写真のCPUには、なんと、トランジスタが9億個も入っていて、全部結線されているのです!!!!すごいですね!

 

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これが、トランジスタです。大きさは3ミリくらいです。

 

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この中に、上のトランジスタが9億個も詰まってるのです!!!!!

 

パソコンのCPUの種類について

現在のパソコンのCPUは、よく聞くかと思いますが、Intel(インテル)という会社が作ったCPUがほとんどです。ごく一部AMD社の物もありますが一般的ではありません。以下、インテルのCPUについて書きます。

インテルのCPUは、性能が良いものから

  1. Core i7
  2. Core i5
  3. Core i3
  4. Pentium
  5. Cerelon
  6. Atom

という銘柄があります。名前の由来は色々あるけど割愛します。もちろん、性能が良ければ値段が高くなります。1のCore i7は、通常4万円くらいします!!!一方5.のCerelonは4000円くらいしかしません。

 

ところで、ソフトウェアとハードウェアの違い

ってわかりますか?それがわかる方でしたら、この記事を読む必要はないかと思います。一言でいえば、

ハードウェアとは形がある「物」のことです。
ソフトウェアとは「物」に動いてもらうための命令・手順、ルールのこと

です。

身近な例だと、
DSの本体にゲームのカセットを入れないと何も動かないですよね?

  • 本体=ハードウェア
  • カセット(に入っている命令など)=ソフトウェアです

この場合、カセットには何が入っているかというと、ゲームのプログラムで、ポケモンの場合は、地図データや

CDプレーヤー本体だけだと音楽再生できませんが、CDを入れると音楽再生できます

  • CDプレーヤー本体=ハードウェア
  • CD(音楽)=ソフトウェア

です。上の例のように、ハードウェアとソフトウェアはお互いに一方がかけては困ります。

 

ソフトウェアを動かすためにどうしても必要なものがCPUなんです。補足として知っておいても損はないかと思います。

 

まとめ

 

  • CPUは、中央演算装置の略です
  • パソコンを構成しているものは、CPU(頭脳)、メモリ(机)、記憶装置(本棚)
  • パソコンの性能は、上記3つのバランスが大事
  • CPUには、トランジスタが超超超凝縮されて入っている(9億個)
  • 今時のパソコンは、1秒間に小数点の計算を数十億回できる