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旧型PCの仮想化ってどういうことですか?

古いパソコン修理
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森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表

1995年シリコンバレーでパソコンと出会い、プラント制御、カーナビの開発・設計を経て2003年に独立。産業用PC修理延命事業を開始。現在はパソコン修理の鉄人として、千葉県柏市にて、日本全国の生産現場の旧型PC修理・延命を行っております!趣味はトライアスロンでそっちでも鉄人です!!

WIndowsにおいて、「仮想化」という言葉が一般的になりつつあります。仮想化技術を使えば、古いパソコンを最新のパソコン内でうごかすことができるようになり、理論的には、寿命をなくすことができます!

この仮想化について解説します。

 

コンピュータはいろいろある

コンピュータは、当然いろいろな種類あります。そして、そこで動くソフトもいろいろあります。実は、ソフトというのは、コンピューターが異なると、動かなくなってしまいます。例えば、プレステのソフト(ゲーム)は、Wiiでは動きません。プレステも、Wiiも同じコンピュータですが、それぞれ専用のソフトしか動きません。
当然、DSのソフト(ゲーム)もパソコンでは動きません。カートリッジの形状が違うから?と思われるかもしれませんが、内部のソフト自体に互換性がありません。

 

ファミコンエミュレーター

20年前にはやったファミコンも、コンピュータで、このソフトはもちろん最新のゲーム機で動きません。これをファミコン以外のコンピュータでうごかす技術を「仮想化技術」といい、ソフトウェアを使って実現します。このソフトウェアに「エミュレータ」というものがあります。

例えば、ファミコンをWindowsdでうごかすことができるエミュレーターもあります。「Windowsで動くファミコンエミュレーター」と呼びます。これには様々な種類があるようですが、すべてWindows内にファミコンの環境を仮想的に作るという機能を持っています。これにより、ファミコン本体が壊れても、WIndowsさえあれば、ファミコンソフトを使い続けることができます(※ファミコンソフトをPCに吸い出す必要があります)

 

98エミュレーター

20年以上に普及していた、NEC のPC-9800シリーズで動くソフトをWIndowsでうごかす98エミュレーターも存在します。これを使えば、PC-9800シリーズ専用のソフトをWindowsでうごかすことができます。しかし残念ながら、Cバスを使用している拡張ボードは現在のWindowsとは互換性がないため、うごかすことができず、PC-9800シリーズを使用した計測機械を完全にWIndowsで再現することは困難です。l

 

DOS/Vエミュレーター

MS-DOSや、Windows95などの、8086互換機の(つまりDOS/V)を現在のWindows環境でうごかすソフトに、VMware Player や Virturl Boxなどがあり、これらを使用することにより、DOS、Windows95から、WindowsNTや、Linux, Windows7までうごかすことができ、現在はこのようなソフトを「バーチャルマシン」とよび、バーチャルマシン上でWindowsなどを動かすことを仮想化と呼んでいます。

 

仮想化を使ってできること

例えば、シリアル通信を使うDOSソフトが動いている、20年前のパソコンが故障してしまった場合、シリアルポートを装備した最新のWindowsパソコンに、バーチャルマシンをインストールし仮想環境を構築し、仮想環境上にDOSをインストールすると、実際のシリアルポートを経由して外部と通信が可能となります。20年前のパソコンを修理せずに、今までと同じように使うことができるようになるのです。

 

まとめ

家庭用のゲーム機(プレステ、DS、Wii、ファミコンなど)はすべてコンピュータであり、ソフトの互換性はありません。最新のWindowsマシンも昔のDOSマシンとのソフトの互換性はない場合があります。別のコンピュータにエミュレータや、バーチャルマシンというソフトを使って仮想環境を作ることにより、本来は互換性のないソフトを動かすことができるようになります。

とくに、Windows上で、DOS/Vマシンの仮想環境を作ることにより、昔のパソコンを仮想環境でうごかすことにより昔のパソコンを修理せずに延命することができるようになるのです。通信ポートを使って外部と通信するようなソフトは、同じ通信ポートが最新のパソコンにも装備されていなくてはならず、例えば、シリアルポートであればほぼ確実に装備ができます。

 

仮想環境を使ってパソコン資産を延命をお考えの方は、パソコン修理の鉄人に相談してみてください!アドバイスいたします!

 

 

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