森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表
最新記事 by 森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表 (全て見る)
- オンプレ電子カルテシステムのサーバー故障の調査事例 - 2024年10月8日
- 生産設備の監視用PCでブルースクリーンが出て不安定 - 2024年9月25日
- ホテルの設備監視システム用サーバーの修理・延命事例 - 2024年9月24日
- 生産設備監視用PCの修理・SCSI HDDのSSD化事例 - 2024年9月21日
- 設備制御用のFAPC FC-20XE(Windows2000)の機種変更事例 - 2024年9月19日
Windows Vistaの特徴
Windows Vistaは、2007年1月30日に発売されました。サポートは、2017年4月11日までです。
Vistaは、WindowsXPのメジャーバージョンアップとして発売されましたが、かなりのメモリを食うので、WIndowsXPが動いていたパソコンからアップグレードをすると、起動に非常に時間がかかるようになるなど、大失敗のOSといわれています。個人的にも、Windows ME以来の失敗作かなと思います。なお、後継のWindows7は、2009年10月に発売されたので、VISTAは2年と8か月しか現役ではなかったかなり短いOSです。
VISTAがプリインストールされているパソコンは、CPUのほとんどがCore iシリーズより昔のCore 2 Duo等を搭載しています。この世代のCPUは、本格的にコア数が増え始めた世代ですが、やはり、性能は今となってはかなり低いです。また、メモリ搭載の最大容量は2GB程度となります。
WindowsVistaは、とにかくメモリを食うことが非常に多く、起動に何分もかかるようなことが多いです。はっきり言って、同じマシンでも、Windows7にアップグレードしたほうが速くなります。
WindowsVistaを快適に動かすためには?
まず、WIndowsVistaを快適に動かすためには、SP2(サービスパック2)は必須です。また、メモリは2GBがぎりぎり、HDDではなく、SSDを使うべきです。Vistaはそれほどに遅いOSです。
WindowsVistaがインストールされたパソコンが故障したら?
Vistaが入っているパソコンは、今後Windows7にする余裕があるのであれば、アップグレードすべきですが、Windows7のライセンスだけで2万円近くします。それに故障修理費用を考えると、Windows10のマシンが変えてしまいます。
まとめ
Windows Vistaのパソコンが故障した場合は、
- メモリが3GB以上
- SSD搭載
- CPUは、Core2 Quad
以上の条件を満たしているのであれば、修理して使う価値はあると思いますが、Vistaのサポート期限が2017年4月までなので、それを考慮する必要があります。
これらの条件を満たさない場合は、残念ですがあきらめて新品を買うか、上記を満たすようにしてWindows7を導入するのが良いかと思います。