森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)PCエキスパート代表
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メーカーに依頼する場合
もしもSurfaceやiPadなどのタブレットが壊れてしまった場合、あなたならどこに相談するでしょうか?一つは購入されたタブレットのメーカーに連絡を入れる方が多いかと思います。メーカーに連絡をすると、まずはタブレットを引き取り、もしくは持ち込みや製品の送って修理してもらいます。それから担当者がどこに不具合が生じているのかなどをチェックするのですが、修理する時に例えば画像やキャリアメール、アプリのログなどのデータがなくなってしまう可能性は高いです。そのため各メーカーでは「大切なデータのバックアップは予め取っておいてください」というアナウンスをしていることが多いです。しかし、突然故障してしまった場合、こういったバックアップを取っていないことも多く、泣く泣くデータも失われた状態で修理から戻ってくるというケースは多くあります。
家電量販店はコストが高くなることも
もう一つの選択肢に家電量販店があります。例えばタブレットをメーカーから直接買ったのではなく家電量販店で購入したという方も多いでしょう。そういった方は家電量販店の保証も付いているのでそちらに依頼しようと考えるはずです。しかし、実際に修理を行うのはメーカーだということをご存知でしょうか?家電量販店ではあくまでも故障した時の保証が付いているくらいで、そのほとんどはメーカーに修理依頼が家電量販店からされます。そのため、上記にもあるようにデータが消えてしまうことも多々あります。また、もしも保証期間ではない時に家電量販店へ修理依頼すると、家電量販店で修理代行をした分の代金が発生してしまい、メーカーへ直接依頼するよりも高くコストがかかってしまう可能性もあるのです。そのため、家電量販店でタブレットの修理依頼をするのはあまりオススメできません。
パソコン修理業者への依頼がおすすめ
メーカーや家電量販店では修理に出せるものの、様々なデメリットがありましたが、一方でパソコン修理業者の中にもタブレット修理を行っている業者があります。業者によってはパソコンに特化しているところもあるのですが、タブレットやスマートフォンの修理も行っているところもあるのです。こうしたパソコン修理業者では、メーカーとは違い修理・点検を行う際にデータ保全がしっかりと行われます。中には故障の段階で既にデータが壊れてしまっており、完全には取り出せないという状況もありますが、そうでない場合はデータを守りつつ修理もしくは移行してもらうことができます。また、タブレット修理にかかる費用もメーカーより格安になる場合があるので、タブレット修理に関してはパソコン修理業者に依頼した方が良いと言えるでしょう。タブレットの利用者が増えていく中で、パソコン修理業者もスマートフォン修理と同様にタブレット修理に対応できるようになってきています。もしもタブレットが壊れてしまったら、タブレット修理に対応している業者に相談してみましょう。