森田起也＠パソコン修理の鉄人・（株）PCエキスパート代表
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技術は日進月歩、日々新たな技術が開発が進められ、IT技術は格段に進化を遂げています。3年前のパソコンと現在販売されているパソコンの性能を比較するだけでも一目瞭然ですが、下手をしたら1年前のものと現在のものを比較しても、スペックにかなりの差が生まれています。買い換えるのも1つの方法ではありますが、自分でアップグレードすることによっても、スペックを改善させることが可能ですので、パソコンの性能に劣りを感じたら皆さんもぜひパソコンをアップグレードしてみてはいかがでしょうか。
スペックの決め手「CPU」を取り換えよう
パソコンのスペックの大部分は、演算の処理をしてくれることになる「CPU」によって決まります。人間で言うならば脳のようなもので、考える力やスピードを担うのがCPUとなります。
正確に言うと、全てのスペックはCPUだけで決まるものではなく、他のパーツも処理能力に影響を及ぼすことにもなりますが、快適に作業ができるかどうかは半分以上がこのCPUにかかっていると言っても過言ではありません。パソコンを使用していて、どうも動きが鈍いな、と感じた際には、CPUを取り替えることによって、改善できる可能性が高いです。
取り替える手順は？
てきとうにCPUだけを購入してくれば、すぐにでも取り換えられるというわけではありません。CPUは大きさの規格が決まっており、パソコンに合ったサイズのものでなければ換装することはできません。
小さなネジ穴に大きなネジを入れようとしても入らないのと一緒で、設置する部品と設置される部品の大きさが合っていないと上手くハマらず、換装できませんので、まずは現在使用している自分のパソコンのCPUの大きさを調べる必要があります。
パソコンのCPUは「Ctrl」キーと「Alt」キー、「Delete」キーを同時に押してタスクマネージャーを開くことによって調べることができます。
使用されているCPUが分かったら、次に、大きさの合致した換装するためのCPU探しへと移ります。これはネット上から検索することによって調べることができます。現在のものよりも、よりスペックの高いものを購入するようにしましょう。
その際注意すべきことは、型番をしっかりと調査するということです。CPUは値段もそれなりにするパーツになるため、間違えて購入してしまうと、宝の持ち腐れになってしまいますので注意しましょう。
購入するものが決まったら、実際に取り替える作業へと移ります。取り替え作業はそれほど難しいものではなく、ネジを1つ1つ外していき、CPUを見つけたら新しいものと入れ替えて再びネジをつけていくだけです。もしも心配であれば、電気屋さんに依頼することもできますが、余分な費用をかけたくない、という場合には自分で行うことが必要となります。