修理実績

SSDの空き容量が少ないとパソコンの処理速度が低下します

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森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)PCエキスパート代表

パソコン修理の鉄人として、千葉県松戸でパソコン修理事業を営んでいます。この道15年、日本全国対応しております!主に産業用PCなど他のパソコン修理屋さんでは困難とされる修理を得意としています。趣味はトライアスロンでそっちでも鉄人です!!

SSDの容量や空き領域が多いほど高速化する

SSDの読み書きはSSDの容量自体、もしくは空き容量が多いほど高速化する傾向があります。まず、HDDは内蔵されたディスクにデータを保存しますが、SSDはフラッシュメモリーへ保存されます。SSDが読み書きを行い際、複数のフラッシュメモリーが同時に並列アクセスするため、高速で読み書きをすることが可能です。つまり、フラッシュメモリーが多いほどSSDは大容量で、書き込み速度も速くなります。

空き領域が少ないと性能が落ちてしまう

フラッシュメモリーはデータを直接上書きできない仕組みとなっており、書き換えを繰り返すと使用できない領域が増え、空き容量が少なくなってしまうのです。つまり、SSDに上書きされる前のデータが残っており、容量を占めていることになります。しかし、基本的に空き領域が減ると、パソコンは使用していない時に自動で整理を行います。ところが、書き込みを長期間行っているとSSDの性能が落ち、書き込み速度が遅くなってしまいます。さらに、SSDの容量の空きがない状態だと、整理自体が間に合わず、性能が回復しないために速度が落ちてしまうのです。このため、書き込み速度を回復させるためには、十分な空き領域を確保することが大切になります。不要なファイルやプログラムは定期的に消去することが望ましいです。

大容量のSSDへ交換して空き容量を増やす

容量がいっぱいで書き込み速度が遅くなっているのであれば、容量を増やして空き領域を多くすることが先決です。SSDにも寿命は存在するため、新しいものへと交換することができます。もし容量が満タンに近く、削除できないファイルやプログラムが多いのであれば、今より容量が大きいSSDに交換する方法がおすすめです。データはSSDに保存しているため、外付けHDDやUSBなどにバックアップするか、クローンソフトを使用してデータを移行してください。

SSDとHDDを使い分ける

SSDの空き領域の減少を防ぐには、容量を節約することが望ましいです。読み書きが速いからと何でもかんでもSSDに保存するのではなく、HDDとのデュアルドライブを活用し、保存するデータを使い分けると良いでしょう。例えば大容量で起動が遅いプログラムやデータファイルはSSD、普段から使用することが少ない、データ容量が軽量のファイルはHDDに保存することで、SSDの空き領域を節約することができます。SSDは容量や空き領域が少ないと性能が低下し、パフォーマンスが下がってしまいます。定期的に不要なデータを削除するか、大容量のSSDに交換するなどで対策しましょう。

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