森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)PCエキスパート代表
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スペックが足りない
パソコンの性能はスペックによって異なります。例えばパソコンの頭脳でもあるCPUがシングルコア、記録するためのメモリーが1GBの機種は低スペックと言えるでしょう。最近のOSは最低でもメモリーが2GBほどないと、動作が遅い可能性があります。また、セキュリティソフトを導入すると、パソコンの動作が遅くなるというトラブルも多く、この場合もスペック不足が関係しています。もしパソコンの動作が重いと感じた時は、使用しているパソコンのスペックを確認してみましょう。スペックの確認方法は、「コンピュータ」のアイコンを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。「コントロールパネル」から「システム」でも表示可能です。パソコンのスペックが低い場合は、メモリーの増加やデスクトップのアイコンを整理する方法が有効です。また、セキュリティソフトが複数導入している場合は、普段からよく使うもの以外はアンインストールも検討しましょう。
常駐プログラムが多く起動している
常駐プログラムとはセキュリティやメッセンジャーなど、常に動いているプログラムのことです。常駐プログラムが起動しているとCUPやメモリーが消費されている状態なので、それによって起動が遅かったり、動作が遅かったりする場合があります。どのプログラムが起動しているのかは、右下に表示されているタスクトレイから確認が可能です。使用していないプログラムはアイコンを左クリックしてプログラムを終了させましょう。なお、ほとんど使用しない、または期限切れのプログラムであればアンインストールするのが望ましいです。
パソコン自体の不具合
HDD内にあるファイルが破損、または断片化している、HDDの空き容量が少ない場合、動作に不良を起こすことがあります。他にも動作が遅くなる理由にはHDD自体の破損や不良も想定できるでしょう。専用ソフトでHDDの検査や診断、OSのメンテナンス、最新版に更新することでパフォーマンスが向上し、動作の遅延が解消されることがあります。
ウィルスに感染しているケースも
パソコンの不具合以外では、ウイルスやスパイウェアの感染も考えられます。感染しているとネットを使っている途中、勝手にポップアップ広告が表示されたり、ホームページが開かれたりする不具合が発生し続け、動作が遅くなってしまうのです。他にも個人情報や大切なデータが流出する危険もあるので、パソコンのスペックに適したデータ量のウイルスソフトを導入してセキュリティを強化しましょう。このように、パソコンのスペックや常駐プログラムの起動、時にはパソコン自体の不具合やウイルス感染などの理由で、パソコンの動作が遅くなる場合があります。それぞれの原因に合った対処でパフォーマンスを向上しましょう。