修理実績

消したはずなのにどうしてデータ復旧ができるの?

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森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)日本ピーシーエキスパート代表

1995年シリコンバレーでパソコンと出会い、プラント制御、カーナビの開発・設計を経て2003年に独立。産業用PC修理延命事業を開始。現在はパソコン修理の鉄人として、千葉県柏市にて、日本全国の生産現場の旧型PC修理・延命を行っております!趣味はトライアスロンでそっちでも鉄人です!!

 

データをゴミ箱に入れてからにしてもデータ復旧の技術で復活ができるのはなぜなのか、仕掛けを解説します。

HDDには、凄く大量のデータを保存できる

パソコンのHDDには、非常に大量の情報を記憶することができます。
例えば、1TBのHDDには、10億文字保存ができます。

 

データ参照する前に目次を見る

こんなに多くのデータが保存できるので、保存場所がわからなくならないように、目次を作ってデータを読むときには、まず目次を見ます。
私たちが、辞典で調べるとき、索引から調べますよね?これと似たようなことをやっているのです。

データを書き込むときも目次を使う

逆にデータを書き込むときには、目次を見渡して、データが載っていないページを探して、そのページにデータを書き込みます。
そして、目次を追加します。

 

ゴミ箱を空にするとは?

ゴミ箱を空にする場合、実際には何が起こるのでしょうか?
実は、この時データを消すのではなく、目次を消しているだけなのです!!!

つまり・・・・

目次を消すだけならば、データは残っていることになります。つまり、目次を使わずにデータを読みに行くのです。辞典で調べるときに、索引を使わずに、最初のページからめくっていけば記事にありつけるのと一緒なのです。

 

まとめ

HDDにデータを書いたり、読んだりするときには、常に目次を使い、目次を更新していきます。データ復旧は、目次関係なく、1ページ目から順にすべての領域をくまなく探します。このため、過去に消したデータを復旧することができるのです!