森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)PCエキスパート代表
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パソコンを使っていると、必ずと言っていいほど耳にするのが「サーバー」という単語。なんとなくわかるような気がしていても、「サーバーって何?」と聞かれると答えられない方も多いのでは?今回は今更聞けないサーバーの基礎知識についてご紹介しましょう!
「サーバー」とは?
サーバーとは、ネットワーク上でクライアントの要求に応えるサービスを提供するコンピューターやソフトウェアのこと。「サーバー」という単語は「サービスを提供する人」という意味から来ていると言われており、この場合の「クライアント」には家庭や会社で使用されるパソコンやスマートフォンなどが当てはまります。
クライアントから要求される内容は様々で、データを保管する倉庫のような役割をすること(ハードウェア)もあれば、特定の機能を実行すること(ソフトウェア)もあります。基本的に24時間稼働して多くの処理を行ったり膨大な情報量を格納したりしておく必要があるため、高いスペックが要求されます。
サーバーには色々な役割がある
「サーバー」は、実は総称です。様々な企業などで活用されている各サーバーにはそれぞれ役割が与えられており、呼び名も異なります。
たとえば一般的な会社で使用されている「ファイルサーバー」は、会社内のファイルを格納しておく倉庫のようなもの。サーバーにファイルを置いておくことで、社内のどのパソコンからも自由にアクセスし、社員が自由に確認できるようになります。ちなみにこの場合のサーバーは社内にドンと設置されていることもあれば、社外のサーバーを借りていることもあるでしょう。またプリンターを使用した印刷に特化した「プリントサーバー」は、同時に社内の複数のパソコンで印刷しようとしても、順番に印刷できるように制御する役割を担います。
では、以下で身近なサーバーについてご紹介しましょう。
インターネットをする時の「WEBサーバー」とは
サーバーの中でも使用頻度が高いのは「WEBサーバー」ではないでしょうか。「HTTPサーバー」と呼ばれることもあります。インターネットでウェブページを閲覧したり動画や画像を見たりする時には欠かせません。
WEBサーバーは、クライアント(家庭のPCなど)がURLを指定することで、要求されたウェブページを画像などの情報を送信する役割を持っています。単純に情報を送信するソフトウェアだけを指すこともあれば、ネットワーク全体の通信プログラムを指すこともあり、広い意味で使われているようです。また近年は複雑な処理を行うWEBサーバーも出てきました。たとえばネットショッピングのサイトなどでは、商品情報をブラウザに発信するWEBサーバーと、顧客情報や在庫などを管理するデータベースサーバーを連動させてサービスとして仕上げています。
メールをする時の「メールサーバー」とは
パソコンやスマートフォンでメールをする時にも、サーバーは大活躍しています。なぜなら送られてきたメールは直接パソコンやスマートフォンに届くのではなく、携帯電話会社などのメールサーバーに溜まっていくからです。
受信メールはPOPサーバー、送信メールはSMTPサーバーという名前のサーバーによってそれぞれ管理されています。パソコンやスマートフォンでメールを見るという行動は、サーバーに保管されているメールを、各端末を使って見に行くと考えると良いでしょう。そのため、1通のメールを様々な端末から見ることができるのです。ただし1つのアドレスに対するメールサーバーの容量は決まっており、容量がいっぱいになるとメールを受信することができなくなります。
サーバーの概要について分かって頂けたでしょうか。コンピューターにあまり詳しくない方も、知らず知らずのうちにサーバーを利用していることが多いはずです。サイトを開設したい方などは、サーバーについても知識をつけておくと良いでしょう。
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