森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)PCエキスパート代表
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冷却設備が正常に動いていない
ノートパソコンやデスクトップPCに問わず、パソコンがフル稼働すると熱が発生します。これはパソコンに限らず、ほかの家電でも同じです。パソコン内部のパーツは大変熱に弱く、発熱が続くとパソコン本体やHDDの故障に繋がります。故障しないためにも、パソコンには熱を逃がすための冷却ファンや通気口などが設備されているのです。ところが、発熱した熱が冷却の許容範囲をオーバーしてしまうと、熱を上手に逃がすことが難しくなります。これにより、パソコンが熱くなってしまうわけです。この様な場合は冷却設備に不具合があることが考えられます。主な原因はメンテナンス不足によるほこりです。定期的にファンや通気口を掃除しておくようにしましょう。
発熱しやすい環境で使用している
冷却設備の不具合だけではなく、パソコンを使用する環境によって発熱の影響があるケースも少なくありません。パソコンにとってもっともよくないのは、35度以上の場所で使うことです。パソコンを35度以上の室内で使用すると、冷却装置が正常に働いていたとしても、外部へ熱を逃がすことが困難になります。特に夏場は暑いので室内は高温になりやすいです。パソコンを設置している部屋は常に涼しい環境に整えて使用するようにしましょう。なお、温度だけではなく炎天下での使用も避けてください。太陽熱がパソコンへ当てることも発熱させる原因となります。パソコンを安全に長く使用するためにも、使う時の環境に配慮しましょう。
長時間パソコンを使い続けている
パソコンの使用時間は一人ひとり異なりますが、パソコンが熱くなる原因には長時間の使用も影響します。上記でも説明しましたが、パソコンをフル稼働させると熱が生じています。ですから、長時間付けっぱなしの状態は、常に熱を発生している状態です。なので、再び起動するのが面倒くさいからと思わず、パソコンの熱を軽減させるために使用しない間は必ず電源を切りましょう。また、ノートパソコンの場合は電源を切ったまま充電をする方も多いでしょう。充電コードを挿しっぱなしのままバッテリーを過充電していると、パソコンを劣化させる危険性があります。そうなるとパソコンが熱しやすい状態になりやすいので、充電状況にも注意しましょう。
原因を解消しても直らない場合は修理を
このように、パソコンが熱くなってしまうのは、ほこりや故障により冷却設備の不具合、35度以上の環境で使用、長時間電源を入れた状態が発熱を起こす原因です。パソコンが熱くなりやすいと感じたら、どの原因が当てはまるかチェックして対処しましょう。それでも発熱が続く場合は、パソコンの不具合が想定されるので、修理や買い替えが必要です。