森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)PCエキスパート代表
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パソコン間でデータを共有できる
もしも家庭で2台以上のパソコンを所有している時、今あるデータをもう1台のパソコンでも共有しておきたいという場面が出てくることもあるかと思います。こういった時に便利なのが「リンクステーション」です。リンクステーションはBUFFALOが販売している外付けHDDのことで、LANに接続することでいくつものパソコンから利用することができるHDDを言います。複数のパソコンで共有することができるので、外付けHDDというよりもDropboxなどの共有サーバーのような役割が強いと言えます。家庭だけではなく法人でも利用されており、わざわざデータを送る手間が省けるのでとても便利です。
手軽にデータ共有が可能
リンクステーションを利用することのメリットとしては何と言ってもデータが共有しやすいという点です。パソコンでは元々共有フォルダを作っておけば他のパソコンからも共有フォルダを利用することはできるのですが、共有フォルダ元のパソコンの電源が切られている場合、利用することができなくなってしまいます。しかし、リンクステーションの場合は外付けHDDの中に共有したいデータが入っているので他のパソコンの影響を受けることなく利用が可能となります。さらにディスクの容量とは関係なく共有できるというのも嬉しい点の一つと言えます。
転送速度はHDDに比べると遅い
デメリットとしては、データを転送する速度が遅くなってしまうという点です。リンクステーションは内蔵・外付けHDDに比べて最高通信速度が遅くなってしまいます。ですから転送までに時間がかかってしまうこともあるのです。このようなデメリットもありますが、写真や音楽、映像などの様々なデータが共有できるという強いメリットを持っているので通信速度はあまり気にしないという方はリンクステーションの使用はオススメです。
リンクステーションが故障したらどうなる?
リンクステーションは3年程度で故障してしまう確率が高くなってしまいます。一度故障してしまうとデータを取り出したり復旧させたりすることが難しくなってしまうので気を付けましょう。故障のキッカケを作ってしまう要因として、例えばディスクを取り出してパソコンに接続したり、ディスクの入れ替え・交換によるデータの再構築を行ったりすることがあります。万が一故障してしまったという場合にはメーカーに問い合わせるかパソコン修理業者に相談してみましょう。パソコン修理業者だとメーカーよりも格安で修理してくれる場合があり、さらにリンクステーションだけではなくパソコン自体に不具合があった場合もすぐに対応してくれます。リンクステーションは便利な反面、故障してしまうとなかなかデータ復旧が難しく、取り出せなくなってしまうことがあります。リンクステーションを取り入れる時は事前に故障してしまった場合の対応を予め考えておくと良いでしょう。