森田起也@パソコン修理の鉄人・(株)PCエキスパート代表
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ノートパソコンは場所を選ばず使えますが、気づくとバッテリーが切れているなんてこともよくありますよね。バッテリーは消耗品なため、3年程使用すると自然に劣化して、購入時の約半分にまでバッテリーが減るものです。でもできれば長持ちさせたい・・そんなあなたにとっておきのバッテリーを長持ちさせるコツをこれからお教えします。
節電できるようにパソコンの使い方を工夫しよう
バッテリーを節電しながらパソコンを使うのが、バッテリーを長持ちさせるのに一番簡単な方法です。パソコンは起動時に大きく電力を使い、更に画面が明るい、画像が細かい、高温の環境だと消費電力が大きくなります。そのため、画面の輝度を周りの明るさに合わせてその都度調節し、できるだけ暗くしたり、使用しない接続機器は外したりしましょう。
また短時間使用しない時は電源を切らず、休止モードの使用や、画像をやや粗く設定し直すなど用途によって、各種設定をこまめに変更してみましょう。そして涼しい場所を選んで使うほか、埃が入らないように台の上に乗せるなどの対策を取りましょう。
こまめにバッテリーは充電しないこと
バッテリーは、残量が減るとすぐに充電して満タンにしておかなければと思われがちですが、そうではありません。パソコンとアダプターを接続し、コンセントにつないでいる場合はアダプターもコンセントも外さないで、そのままの状態で使い続けるほうが寿命が長くなります。
更に、バッテリーには色々な種類があって、長持ちさせるためのおすすめ充電方法も違うためアダプターの表示を確認して下さい。リチウムイオンバッテリー(Li‐ion)は全部使い切らずに残りのバッテリー量が20%になったら、80%まで充電しましょう。逆にニッケル水素バッテリーは、全部使いきってから充電したほうが長持ちします。
ずっと使わないならバッテリーを取り外そう
ノートパソコンを1ヶ月以上使わないという場合は、アダプターを取り外しておいたほうがよいでしょう。バッテリーは定期的に電力を消費し、その分補充されるという動きが長期間ないと、車と同じで劣化しやすくなるからです。外したバッテリーは、乾燥した涼しい場所に置き、月1回はパソコンにつなげて劣化していないかをチェックしてください。
バッテリーはパソコン同様に、使用頻度が高かったり高温多湿の場所で長時間使用したりすると、劣化が急速に進んでしまいます。バッテリーを長持ちさせるには、バッテリー本体の扱いはもちろん、接続されているパソコンの使い方にも十分注意を払うことが大事です。今回紹介した方法を取り入れて、バッテリーの寿命が延びるようにトライしてみましょう。